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手から全て伝わる

「目は口ほどにものを言う。」とはよく言いますが…
「手は口よりも、その人を伝える。」なあ…とよく思います。

美容師さんやエステティシャンはスキル以上に手から伝わる人柄で選んでいます。
今関わっている海洋温熱というセラピーも、熱感を伴うので、より鮮明に、その人の人柄や、その時の状態が手を通じて伝わってきます。

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上の写真は、話すことは真面目でかたいのに、髪に触れる手は、遊び心や冒険心があってやわらかい…という、ある美容師さんの商売道具です。
ギャップがおもしろいなあと思います。

一見ワイルドで気の強そうな女性の海洋温熱を受けたときは、その人の優しさや繊細さが熱と共に手から伝わってきて、その人の人となりに対する印象がガラリと変わりました。

ときには迷いや不安などの、そのときの心理状態も手から伝わってきます。

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余談ですが…
そういう意味でも、海洋温熱士の常日頃の意識状態は、結構きびしく自覚を促されます。

治療家さんやセラピストさんは仕事柄意識せざるを得ませんが、どんな仕事をされている方も、育児をされている方なんかも、手を使うとき、その手の役割が思っているより大きいことを知ると、変化があるかもしれません。

モテるモテないも、「手」が関係しているのだとか。
肩に触れるときの角度・スピード・圧すべてにその人が出ていますから、無意識に、でも敏感に、それを人はキャッチしているのだと思います。

おそらく無意識には感じてはいるのだけれど、意外と手を意識していない人が多いことも分かってきました。

とはいえ「手」だけなんとかすればいいわけでもなく、人となりや在り方全てが「手」に現れるというのは、色々な「道」といわれる世界では伝えられることだと思います。

「極手」とは

この「極手」というのは造語で、整体師であり、海洋温熱の師匠をひとことで言い表すワードを探していて思い浮かびました。

何万人という身体に触れてきた手は、厚みのある経験値をまとっていて、同じ施術でも、委ねられる感じが卓越しています。

この名称は1日道場の講座名としても使っています。

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手当てにまつわる体験

「手」を当てる。
ということは、自分に対しても人に対しても、ずっとしてきました。

特に欧州などで、科学的根拠も示されたりもしていますが、それはここでは言及しません。
あくまでも私個人が数知れぬ体験で感じていることを主観的に書きたいと思います。

具体的な体験のいくつかを思い出してみると…

自分の胃痛は、ほぼ自分の手当てで消えるので、軽いものならそれで対応し、しばらくして改善することが多いので、活用しています。
それで改善しないときは、その時々で別の対応をしています。

ヒメジョオンという花のスケッチをしようとしたら、くたっとしおれてしまっていたので、なんとなく両手の平で包んでいたら、もとのシャキッとした姿になったことがありました。

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手荒れが悪化した人の左手の甲を包んでいたら、次の日右手は荒れたままなのに、左手がなめらかになっていました。

生死をさまよう家族の胸に手を当て続けているうちに、頬に血の気が戻ってきました。

他者に手を当ててもらって楽になった経験はこれらの自分での手当てとは比にならないくらいあります。

私も福祉畑にいるときに医療と連携していましたので、エビデンスも大切だと思いますが、手当ては理屈ぬきで大切にしています。

効果があってもなくても、手を当てることは、人との触れ合いの大切な部分ですので、ただ…できることのひとつとしてしていこうと思っています。

触れ合うのも難しい社会情勢ではありますが、濃厚接触ではないし、清潔にしていればいいと思います。

大切な人に触れよう!

実はもうひとつ「手で触れる」ことで成される、とても大切なことがある。ということだけ書いておきたいと思います。
科学の世界のことですが、専門ではないので活字で語るのは控えておきます。
またお会いしたときに。

理屈はともかく、大切な人の肩にそっと手を置いたり、背中を撫でたり、「手を使って伝える」ことの大きさを感じています。

そのためにも、手洗いをマメにしておくのも大事ですね♡

最後までお読みいただきありがとうございました!


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南里 優未子(ナンリ ユミコ)@熱く生きる熱人を熱血応援中
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