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PCMを受けてきたらすごかった話

PCM(Process Communication Model)とは、アメリカのテービー・ケーラー博士が確立したメソッドで、ひと言でいうなら「パーソナリティパターン診断」という感じだろうか。

人間をいくつかのタイプに分けてそれぞれの特徴を語る、というようなメソッドは、世の中にたくさんあると思う。もっとも代表的なのは血液型?

私は数年前から自己探究の世界にハマり、いろんな学びを通して自分とは何か、生まれてきた意味は、生きるとは、そこから発展してこの世界とは、いのちとは、などなどを深掘りしてきたし、今もしている。

直近では、個人的に人生の転換期というか、大きな地殻変動を感じており、そのプロセスを歩んでいるなぁという感覚を抱いている。

そんな中、PCMセミナーを受ける日がついにやってきた。大人気のセミナーで、特に私が受講した増田さんという講師の方は、日本のトップトレーナーであり、全く予約が取れずタイミングを逸してきたのだが、たまたまサイトを開いたら新年の講座を公開したばかり、という天の采配だった。

私の周りの探究仲間たちは、のきなみこのセミナーを受けており、前情報もある程度あった。さやかは間違いなく◯◯だなー、と診断もされていた笑。

結果、その通りであった!笑笑

のだが、このセミナーは診断が何か、なんてところに全く留まらないのである。フレッシュな感覚のうちに、いくつかの感銘ポイントを記しておこうと思う。

※以降セミナー内容のネタバレありなのでご注意ください


●キョーレツにおもしろい!!!

9時半から17時過ぎまでの丸1日セミナーであり、受講者は100名を超える大規模会場で、参加者同士のワークなどがあるでもなく、ひたすら座学で講師の話を聞くスタイルなのだが、飽きてる暇も眠くなってる暇も1秒もなかった。これだけで稀有なセミナーなのではと思う。

オモシロ理由その1: 増田さんが圧倒的に魅力的!
講師というより、役者であった笑。最初に、「50過ぎのオッサンが小芝居したりするけど引かないでね」と言っていたが、引くどころか引き込まれっぱなしである。

しかも、ただ表面的におもしろいのではなく、内容がより深く刺さるように洗練され尽くしたおもしろさなのである。秀逸!

オモシロ理由その2: 明確さと実践度の高さ
6つのパーソナリティが、自分の中でどのように組み合わさっているのかが明確に分かり、そしてそれが本当に当たっている。普段自分が無自覚に取っている行動や、感じている違和感や、よく起こるミスコミュニケーションが、なぜそうなるのかが、驚くほど明確になり、自分のことがよーく分かる。

同時に、身近な人のこともよーーーく分かる。身近な人であればあるほど、付き合いが長ければ長いほど、その人のことを分かったような気になっている、というのはどんな人でもあるあるだと思う。でもその実、分かっていると思い込んで何も理解していない、というのもあるあるだ。

または、分かろう分かろうと努力し続けても、いつまでもサッパリ分からなかったり、知れば知るほど分からなくなる、ということも起きる。この場合、こんなにわかろうとしてるのに、と、無力感に襲われたりもする。

このセミナーでは、そういう身近な人たちを客観的に知ることができる。増田さんの小芝居を見ながら、その身近な人たちを思い浮かべては大爆笑してしまった。

だって、あまりにも特徴が"まんま"なんですもの笑笑。そうそう!そんな感じー!!と、「あの人」や「この人」を思い浮かべては、爆笑の嵐。

そして、素晴らしいポイントは、

・自分とその人たちがどのようなパーソナリティを持っているかがわかる
・なぜミスコミュニケーションが起こっているかが分かる
・自分がどのようなコミュニケーションを取ると相手が満たされるかが分かる
・相手がどのようなコミュニケーションを取ると自分が満たされるかが分かる
・逆にどのようなコミュニケーションを取ると自分/相手が満たされないかが分かる


というように、ものすごく明確に理解できるのと、

・じゃあ次からこういう人にはこうやって話してみようとか
・私はこういう人だからそういう話され方だとこんな風に違和感が芽生えるのです

と説明できるな、とか、日常にすぐ生かせる実践方法が分かるのである。

●私という人間


私のパーソナリティ診断結果


私のベースは【Harmonizer(ハーモナイザー)】である。(以後、「ハモさん」と呼ぶ)

その言葉通り、調和が何より大切で、心がとにかく大切で、理論理屈よりも感覚感情感性を重んじて生きている生き物である。

そのとぉーり!笑

このグラフのようなものを一つの建物と捉えると、1階がBase(ベース)であり、ここは生後3ヶ月くらいまでに決まるらしい。

建物は6階まであり、下のものほど自分のパーソナリティ形成に色濃く現れる特徴だという。

私の2階は【Rebel(レベル)】(以後「レベさん」と呼ぶ)である。これは段階を表すLevelではなく、反逆を意味するRevelだそう。怖そうだけど、常に反抗期ということではない笑。直感的であり感覚派であり、喜怒哀楽がはっきりしていて、やりたいからやる!特に理由なし!とか、とにかく楽しいことが大事!とか、擬音語多めとか好きか嫌いかで決めるとかとかとか。

そのとぉーーーーり!笑笑

こんな感じで1階から6階まであり、上に行けば行くほど自分には希薄な要素、ということになる。

ちなみに私の6階(最も希薄な要素)は、【Thinker(シンカー)】(以後「シンさん」と呼ぶ)である。「考える人」の名の通り、常に考えていて、論理的で、数字が得意で、データやエビデンスが好物で、常に情報収集してそこから解決策を見出すことを大得意とする人、て感じ。

苦手ーーーーーーーーー!!笑笑笑

ちなみに、いわゆる「ビジネス界」を牛耳っているのは、こちらのシンさんさんと、Persister(パシスター=パシさん:強い信念を持って貫き通すタイプ)と、Promoter(プロモーター=プロさん:即行動するタイプ)らしい。自分が「いわゆるビジネス界」にどうしても違和感を覚えるのも、ゴリゴリビジネスパーソンから斜め下に見られる(ような気がする)のも、そういうことかーと、納得が増したのである。

さらに、これらの階層に加えて【Phase(フェーズ)】というものがあり、最初は全員Base(ベース)=Phase(フェーズ)で始まるのだが、そこがどうしても満たされないとなると、フェーズ転換といって、階層をひとつ上に上がるとのこと。

私はベースがハモさんで、フェーズはレベさんという結果だった。つまり、ハーモナイザー時代にどうにもこうにも満たされなかったから今はレベルにいて、レベルのニーズを満たしたがっている、ということ。

これが本当に、自分として納得でしかないのである。

私はこれから、とにかく楽しく、自分の周りをワクワクでいっぱいにしていくということ。そうすることで、人生が満たされていくということなのだ。

●満たし方はひとそれぞれ


そうは言っても生きていると、不本意な出来事は起こるし、バイオリズムが下がることもあるし、ネガティブモードに踏み入れることがあって当たり前。そんな時にどうするか、ということまで、セミナーでは教えてくれる。

世の中には、ストレス軽減方法、とか、癒しの●●、とか、グッズや情報が溢れている。でも、必ずしも自分のパーソナリティにそれらが全て合うとは言えない。しっくりこない満たし方をしていると、ネガティブに拍車がかかるらしい。

例えばベースがハモさんの私が弱っている時、
・ただ話を聴いてもらう
・気持ちを感じて寄り添ってもらう

ということは癒しになるが、
・解決策を提示される
・データ分析のため質問責めにされる

といったことは逆に落ち込み強化策となる。思い当たる節がありすぎる・・・。

これを相手に分かってもらうには、まず自分がどうしたら満たされるか、どうしたら逆に落ち込むのかを理解している必要がある。ここが明確になったことは本当に良かったと思う。

また、ハモさんがネガティブモードになった時の得意技は、自分を責めることだそう。思い当たる節がありすぎるどころの話ではない笑。それで私はどん底まで落ち切った、言ってみればQueen of 自責時代があったんだもの。

そんなクセがあるハモさんは、自分がハモであることが弱みだと思いがちらしい。
・私って本当に弱い
・すぐゆらぐしぶれるし影響受けすぎるし傷つきやすいし・・・・・
・もっとあの人みたいに強く逞しくそして鈍感になりたい(けどなれない)

首折れサバばりにその通りなのだ。でも、この後増田さんが言ってくれたことが、私はこのセミナーの中で最も嬉しかったし、励まされたし、なんならウルッときていた。

「私って繊細すぎて弱くてダメなんです・・・とかよくハモさんから言われるんですけど、違う違う違う!逆なんですよ本当は。その繊細さで、人の気持ちに共感できるし、豊かな感受性を持っているし、そして何より、レジリエンス(困難から立ち直れる力)を持っている、ある種本当の強さを備えているのはハモさんなんですよ」

うわーーーーーーん。笑

改めて、自分のパーソナリティを認めてハグしてあげたいあったかい気持ちになったのである。

●終わりに


PCMを受け終えて、とにかく本当に自己理解が進んだし、近しい人たちの理解も深まった。

ハモさんは自分を客観視することが苦手な生き物でもあるそうなので(わかる)、それが私が自己探究を続ける理由なんだろうし、これからも自信を持って探究していこうと改めて思ったのである。

ハモを大切にしながら、レベを生きる。

これが私がやることだ。

なんだかとても、気持ちが軽くなった。自分の中にうずいている、もっと楽しみたい!翔びたい!自分全開で生きてみたい!という思いを感じていたが、そう思って当然のところに今現在私はいるのだ。

大きなことじゃなくてもいい。毎日、小さな楽しみ・ワクワクを創り出して、最優先で満たしていこう。「べき」「ねば」より先に「たい」を優先する生き方を、やってやろうじゃないか。

さて今日も、最愛の推しの曲で締めくくろう。

さぁ 怖くはない
不安はない
私の夢は みんなの願い
歌唄えば ココロ晴れる
大丈夫よ 私は最強

Mrs.GREEN APPLE「私は最強」

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