とし、のこと。

またひとつ歳をとる。

2020年になったら人生を決めよう、と思っている。生きていく場所、終の住処になるのかわからないけど、そしてどこで生きていくにしろ今までのわたしとその後のわたしが離れることはないわけで、結局地続きの人生なのだけど。簡単に、雑な言葉でまとめると「けじめ」なんだろうか。わからない。わからなくとも、2020年は着々と迫ってきている。

今日、はじめて自分の年齢を本気で間違えた。「37歳になります、あと何日かで。」と言ったけど、正確には36歳だ。空白の1年間。どうして間違えたんだろう。37歳と36歳はだいぶ違う。違う、よね。36歳はまだ受け止められるけど、37歳はきつい。このきつさを、きっと空白の1年間でなんとかしていくんだと思う。抽象的な話ばかりだな。

果てしない宇宙の、広い世界の、わたしの立っている場所は点にも満たない。点にも満たない者たちが集まったのが世界だ、もうすぐ帰ってくる旦那さんや、福島県にいる大切な仲間たち、下北沢でこれから舞台に立つ本番前の友人、実家で暮らす家族、点と点を結んでできる世界は少しだけ広くなる。

歳をとるごとに、この世界が広くなっていけばいいと思う。あと3日で36歳になります、サンキューの日に向けて。とし、のこと。