小説作成支援ツールとしてのAeon Timeline

 ここのところ仕事だの遊びだのですっかり生産ができてないので、何か作りたいなーと思いつつ、そういえば書きかけの二次創作の最終話(残り1話か2話程度)を書かないとなーと思い出したので、紙に書いていた設定メモをテキストにダンプしてたんですが……登場人物が増えてきて、イベントが増えてくるとツールで管理したくなってくるのは、プログラマの性と言うものでしょうか。こう、イベント発生年に合わせて年齢とか連動してぱぱっと変えて欲しいですよね。今のところ観測範囲で日本製は見かけない(ArtOfWordsが近いと言えば近いけど…)んですが、海外製だとそれっぽいのはあるんですよね。知り合いから教えてもらったんですけど、Aeon Timelineってやつ。

 プロジェクト管理にも使えるらしいですが、作家向けの特徴を「CREATIVE WRITERS」から抜粋してざっくり意訳してみるとこんな感じ。

ーーここから

・Model not only the events of your story, but the backstory of each of your characters

ストーリーのイベントだけではなく、各キャラクターの背景をモデル化することができる

・Capture relationships between events and your characters, locations, and story arcs

イベントとキャラクター、場所、ストーリー・アークとの間の関係を把握することができる

※ストーリー・アーク:フィクションで、何回かに分けて語られる一連のストーリー。シリーズ全体が一つのアークである場合も、一つのシリーズが複数のアークから成る場合もある。(アルクより)

・Visually group events by character, location, or arc (some events may appear in multiple groups), and change this selection at any time

イベントを、キャラクター、場所、あるいはアーク(いくつかのイベントは複数のグループに存在するかも)によって視覚的にグループ化し、任意の時点でこの選択を変更することができる

・Automatically calculate character ages for every event, allowing you to see how key moments would have affected and shaped your character

キーとなった瞬間がどのようにキャラクターに影響を与え形作っていったかを見られるようにしながら、イベントごとにキャラクターの年齢が自動計算される

・Look for plot-holes or inconsistencies in your story, where a character is expected to be in two places at once

プロットの穴や物語内の矛盾、あるキャラクターが二か所に同時にいることになってないか、を探すことができる

・Drag documents from your Scrivener project into your timeline, or events from your timeline into Scrivener, and keep the two in sync so that your timeline is always up-to-date with your writing.

Scrivener(掌編のこと?)プロジェクトからタイムラインへ文書をドラッグする、あるいは、タイムラインからScrivenerへイベントをドラッグすることができる。また、その二つの同期を維持することで、著作中常にタイムラインが更新される

・Create your own custom fantasy calendar if your story takes place off-world.

もし物語の舞台が異世界ならば、ファンタジーカレンダーを独自に作成できる

・Use nested events so that you can zoom in for a detailed view of individual scenes, or zoom out for a contextual overview of your entire story — or further still for a contextual view of your entire world history.

入れ子になったイベントを使用することができるので、個別のシーンについての詳細なビューについてズームインすることができる。あるいは、全体の物語についての文脈的な概略について、あるいは、世界全体の歴史の文脈的なビューについてさえズームアウトすることができる。

・Add your own images, external links, notes and research to your events

画像や外部リンク、メモおよびイベントについての研究を加えることができる

・Filter events by almost anything, so that you can narrow your focus when trying to resolve specific plot points

任意の事項でイベントをフィルタリングすることができるので、特定のプロット上の点を解決しようとしたときに、焦点を絞ることができる

・Add bookmarks within your story and backstory so that you can easily jump between key moments in time.

物語や背景の中にブックマークを加えることができるので、時間の中のキーになる瞬間から瞬間へと簡単にジャンプすることができる

ーーここまで

 と、機能を見る限り、かなり痒い所に手が届く感はありますな。日本語通るのかまだちゃんと試してないので、試してみないとね…と言いながら月日が経ってくの知ってる!

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