個展「リトーイントーキョー」を終えて
こんにちは。note始めました。
そして初投稿。
個展のあとがきを綴っていきます。
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初めての個展が閉幕してから1週間が経ちました。
先日撤去が済んだのですが、真っ白になった壁面を見るととても寂しいですね。本当にあっという間でした。
思えば「コロナ」「自粛」「緊急事態」など、宣伝をする際も中々使わない単語が存在感を放つ展示だったなと。
そして展示の大前提である「場」を提供しづらいこの状況で、どう工夫すればその「場」を楽しんでもらえるのか、模索しながら会期を過ごしていました。
その模索の結果として、PARK GALLERY店主加藤さん発案のライブ配信はすごく良かった…色んな反響があったし、僕自身もやっててすごく楽しかった。
新たな扉が開いた感じがしました。
また、こんな事態でも(万全の対策をして)ご来場してくれた方や、僕の心中を気遣って励ましのご連絡をしてくれた方など、会期中は普段の展示以上に有り難みを感じる機会が多く、そのひとつひとつが僕にとってパワーになっていました。
正直、そんな皆さんのお気持ちがあったおかげで、精神的に乗り越えることができたと思っています。本当に感謝です…
また、たくさんの出会いもありました。
PARKさんとは元々ご縁がなく、半年ほど前に僕の方から突然ご連絡をさせていただいたのですが、それがなかったら…と思うとゾッとします。
こんな素敵な出会いたちが全部無かったことになるなんて。考えたくない未来です。
本当に色んな教訓を得た、思い入れの強い貴重な展示になりました。
色々振り返ったところで、
展示のテーマに話を移します。
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ちなみに、PARKさんのnoteで展示作品が見れます。ぜひ。
https://note.com/park_diary/n/n0bc9c42f4d0d
また、オンラインストアで今回の展示のグッズもご購入できます。こちらはお早めに。
https://parkgallery.stores.jp
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…東京の離島は本当に素敵なところです。
日本の都市を意味する「東京」というワードからはとても想像がつかない個性がたくさんあります。
でも実際に離島へ渡ってみると、十中八九天気に振り回されるので、帰ったらヘトヘトになって「もうしばらく島はいいや…」と思うことが結構あります。個人的に。
でもちょっと期間が空くとまた遊びに行きたくなってくるんです。
たぶん、僕を含め島によく行かれる方(特にキャンパーとか)は、そういう謎の引力に引き寄せられているんじゃないのかなぁと、勝手に思っていました。
そして、その引力のような不可解なものをグラフィックデザインで紐解いてみたい。
そんな思いから今回の制作がスタートしたのです。
(また単純に、表現活動をしたい、展示をしたい、その矛先が東京の離島だったと、そういった経緯もあります。)
そしていざ東京の離島と向き合ってみると、
クラゲに刺されたり島から出られなくなったり、「あれ?マイナスなエピソード多くない?」という発見がありました。
でもそんな離島特有の文化や自然に振り回されたことが、かえって教訓になって、次の楽しみへと繋がっていました。
予定調和にはいかない旅に、自分は魅力を感じるのかもしれないです。
(思えば今回の展示も予定調和ではなかったですね。)
結局「予定調和にいかないこと」という、魅力なのかわからない魅力しかアピールできていませんが、ちゃんと島には素敵なものがたくさんありますよ。
そのあたりはまた別記事で紹介しますね。
今は各島の観光協会からも観光の自粛が呼びかけられている状況なので遊びには行けませんが、落ち着いたらまた島に渡りたいと思います。
特に、昨年台風があった影響で東京の離島では一部の施設が打撃を受けており、支援のためにも行きたいです。
この2月に大島でゲストハウスをやっている方とお話しをする機会があったのですが、強風で屋根が飛ばされてしまって、ずっと復旧期間に入っていたそうです。
この春ようやく営業再開出来ると言っていましたが、この未曾有の事態…さらに危機的状況になっていることを察します。
なので、今回の展示をきっかけに東京の離島に興味を持たれた方は、この事態が収束したらぜひ遊びに行ってみてください。
遊びに来てもらうことが、離島にとって一番の支援になると聞いています。
最後になりますが、今回の展示、
たくさんの方々のご支援があったおかげで、予定通りオープンし、大きなトラブルもなく関係者全員笑顔で閉幕を迎えることができました。
そしてPARK GALLERY店主の加藤さんの方からもご案内があった通り、リトーイントーキョーは今後も続きますので、いつになるかわかりませんが、長い目で見守っていただければと思います。
本当に、振り返るほど
感謝の気持ちでいっぱいになります。
そんな思い入れの強い、素敵な3週間でした。
ありがとうございました。
今後もどうぞよろしくお願いします。
ミウラユウタ
https://twitter.com/yuppe_my
https://www.instagram.com/yuppe_my
パークの皆さん、
ありがとう。