無料ショートショート電子書籍「ベリショーズ」 作者自薦、最高の一作はどれ!?(6/15更新)
■はじめに
こんにちは。
今はやりのショートショート、ご存じでしょうか?
定義はいろいろとありますが、ショートショート作家の田丸雅智さんの言葉を引用しますと、「アイデアがあって印象的な結末のある物語」、そしてその名の通り、ある程度長さの短い物語のことをいいます。
さて、今回の記事タイトルにもあります「ベリショーズ」とは、そんなショートショートを書く有志たち30人ほどが集まってつくり、年2回程度、AmazonKindleなどで無料配信している電子書籍のショートショートアンソロジーのことです。
2018年から発刊しているベリショーズは、liteというミニマム版を含め、11巻を数えるまでになりました。(今月また新刊が配信予定です)
そこで、vol.1からの参加者であるわたし、高野ユタは、先日、ふと思いました。
「作者のみなさんの最高の一作って、いったいどれなんだろう……!」
近刊では、だいたい一作3000字ほどのお話として集録されているベリショーズですが、それでも30人前後の大所帯。結構ページ数があります。
お得!と思っていただければ幸いではありますが、どこから手をつけてよいやら……と思われる方もいるかもしれません。
そこで、ここ読んどけば間違いない、とにかくこれを読んでくれ、と作者が自薦する作品を、本人のTwitter投稿と合わせてまとめていきますので、ベリショを読むひとつの手引きとして、本記事を参考にしていただければと思います。(注:参加協力をしてくれた、一部の作者のみの紹介になります)
それでは、号数が若い順に発表していきます。
■vol.2(特集テーマ:におい)集録作より
・そるとばたあ(自由テーマ作品)
「クロークワーク」
・むう(自由テーマ作品)
「シマシマ」
■vol.3(特集テーマ:恐怖)集録作より
・新出既出
「たんぽぽ」
■vol.4(特集テーマ:ギフト)集録作より
・風月堂
「最果てのギフト」
・渋谷獏(自由テーマ作品)
「ショートショート天使」
■vol.5(特集テーマ:食べる)集録作より
・たらはかに
「妻を買いに」
■vol.6(特集テーマ:二次創作)集録作より
・田辺ふみ
「次の話は」
・makihide00
「桃という名のもとに」
・高野ユタ
「宝のスケート靴」
■vol.7(特集テーマ:家)集録作より
・秋田柴子
「家族よりAIを込めて」
・夕辺歩
「解体日和」
・ことのは もも。
「白雨」
■vol.8(特集テーマ:穴)集録作より
・創樹
「穴男」
・のりてるぴか
「聖人バレンタインの誤算」
■vol.9(特集テーマ:ショートショートnote)集録作より
・まゆみ@
「燻製下剋上」
■その他
・ぱせりん
・10101298
(6/11現在※ 新しい情報があれば順次追加します)
■まとめ
おさらいしますと、
そるとばたあ「クロークワーク」(vol.2)
むう「シマシマ」(同)
進出既出「たんぽぽ」(vol.3)
風月堂「最果てのギフト」(vol.4)
渋谷獏「ショートショート天使」(同)
たらはかに「妻を買いに」(vol.5)
田辺ふみ「次の話は」(vol.6)
makihide00「桃という名のもとに」(同)
ゆた(高野ユタ)「宝のスケート靴」(同)
秋田柴子「家族よりAIを込めて」(vol.7)
夕辺歩「解体日和」(同)
創樹「穴男」(vol.8)
まゆみ@「燻製下剋上」(vol.9)
ぱせりん→最新作
10101298→決められない
けっこう各号に散らばっている印象を受けますね。
■おわりに
いかがでしたか?
わたしは、なるほど、この人はこれが…となかなか興味深い回答が得られました。
この方ならこっちの話の方が傑作! と思われることもあるかもしれませんが、それはそれで、またよきですね。
読んだことのある方は、これどんなだったかな、と読み直して、まだ読んだことのないお話がある方は、無料ですので、この機会にぜひダウンロードしてみてください。
(レビューなんかもいただけると、みんなとてもとても喜びます!)
ベリショーズには方向性さまざまな書き手がぎゅっと集っていますので、その中から、お好みの一作を見つけてみてもらえると、わたしたちもうれしいです。
それでは、今月配信予定の次の号も、どうぞよろしくお願いいたします。