私なりの異次元少子化対策「タレントの精子バンク機能」
出生数が80万人割れとなり、喫緊の課題である少子化対策。
岸田首相が「異次元の」というワードを使ったことにより、今後の政策に期待が高まっている。
しかし、新婚世帯への公営住宅貸与等、異次元とは言い難い施策ばかりなのが現状である。
そこで、私なりの「異次元の少子化対策」を考えてみたので共有したい。
私なりの異次元の少子化対策案。
ずばり、それは「タレントの精子バンク機能」である。
以下は、その概要を図式化したもの。
誰へのニーズがあるか
①三次元アイドル・俳優への推し活を行う女性
②旦那はいらないけど、子どもは欲しい女性
③精子バンクを利用したいが、赤の他人だと不安を感じる夫婦世帯
①三次元アイドル・俳優への推し活を行う女性
私の周りでも確実に増えていると感じる「推し活女子」。推しとの子どもが作れるようになったら、彼女たちはどうだろうか。
勿論、エビデンスが無いので、確証はない。だが、推し活女子の中には、「推しの子だったら産んでもいい」と言う人もいる。事実、私はそのような言葉を頻繁に聞いたことがある。
そもそも、推し活も恋愛と同じようなものなのだから、恋愛の延長線上にある結婚、出産のフェーズがあってもいいように思える。
その出産のフェーズを彼女たちに提供するというものである。
②旦那はいらないけど、子どもは欲しい女性
女性の社会進出が広まったことで、経済的に逞しく、男性に依存しない女性が増えた。その女性たちの中に、「旦那はいらないけど、子どもは欲しい」と思っている人たちがいる。
その彼女たちを支援する形で、精子バンクは機能すると考える。
③精子バンクを利用したいが、赤の他人だと不安を感じる夫婦世帯
欧米で浸透しつつある精子バンク利用。一方、日本は道半ばだと言える。
例えば、精子バンクとググって見ると、怪しいサイトが沢山出てくる。
どうやら精子バンクとは名ばかりで、無責任に子種をばら撒きたい男性が多くいるようだ。
この現状では、精子バンクの文化が浸透しないのも当然の帰結だ。
そこで、政府主導の精子バンクができたらどうだろうか。
NPOや企業にはない、国の信頼がそこにはある。
提供される精子も、顔も素性も知らない男性が宛がわれることもない。
そのようなメリットがあることから、精子バンクを利用したい夫婦世帯にも効果的な側面があると考える。
以上が、考えられるニーズとメリットである。
ここからは、政府主導の精子バンク機能が与える懸念点について考えてみる。
懸念点
・伝統破壊
・伝統破壊
現状は、「恋愛→結婚→出産」という三つのステップがある。この初期のステップである「恋愛」と「結婚」を蔑ろにしてしまっている点は否めない。
ただ、思い出してほしい。自由恋愛も、お見合い方式に変わって台頭してきたものであるということを。
昔は、「お見合い→結婚→出産」だった。このお見合いというものは、自由恋愛よりも成婚率が高いが、親の意向で強制的に行われることも多かった。
そのため、個人の意思が尊重されるようになると、それに応じてお見合い方式は減少した。そして、変わって台頭したのが自由恋愛なのである。
勿論、完全にお見合い方式がなくなったわけではない。
自由恋愛がメジャーになった世の中でも、併存はしているのである。
それならば、「推し活→出産」も選択肢の一つとして作れるのではないかと思う。
現代社会において、自由恋愛も結婚も絶対に必要なものではない。
ならば、欧米諸国でいう婚外子のように、タレントの精子バンク機能を政府主導で行い、多様なアプローチで出産を実現させる方が、少子化対策として効果的ではないかと考える。
このトピックについては、ニュースを見ながら、継続して考えていきたい。