生と死の取り扱い説明書:苫米地英人

生と死の取り扱い説明書
著者:苫米地英人


死ぬことは自己の喪失?自分の存在が消える?自分とはどう定義される?
死の恐怖の正体を考え、生きることの意味を考える1冊です。

〇死とは何か
・宗教は、死の専門家
 ⇨絶対神による救いor自然に戻る
・釈迦は地獄も輪廻転生も否定
・縄文時代、石を抱かせ地中深くに埋葬
 ⇨古事記などでも死は忌み嫌う場所
・儒教はシャーマニズム魂魄思想
 ⇨先祖崇拝 →支配階層や差別思想
 ⇨あの世は宗教、この世は王
・普通の人が神として祀られる日本
・日本の汚れ文化→死を忌み嫌う発想


〇死は妄想
・宗教を本気で信じると死は乗り越えられる
 ⇨自殺テロも同様。洗脳
・宗教は全て妄想
 ⇨あの世を見た人は、この世にいない
・仏教はある意味宗教ではない。極楽を否定
 ⇨日本の多くの仏教は儒教を取り入れ
・空観:あるともないとも言える。無常
 ケガン:役割を認める、意味を見る
 中観:空観とケガンをどちらも認める
⇨妄想を妄想とわかって、価値は認める

・般若心経の空は誤り、マントラは無いはず
 そして空即是色は間違い。(空は物質❌)
・量子力学では、物質が存在するのは確率
 ⇨有るときも、無い時もある 

・葬式とはなにか?
 ⇨釈迦は、僧が葬式に参加するのを禁止
 ⇨大乗仏教的思想、戒名のような仏弟子制度
・生物学的の死は?
 ⇨呼吸が止まる?細胞が活動を停止?
  科学的には結論は出てない。脳死は死?


〇自分とは何か
・宇宙(全体)とは何か?=自分を写す鏡
・自我=他との関係にのみ大まかに定義できる
 ⇨=死んでも自我は変わらない=質量保存
 ⇨形が変わるだけ。=今も細胞が入れ替わる
・釈迦の言葉:生ずる事も滅する事も無い

・免疫システム=抗体は病原菌がきてから反応
 ⇨縁起によって出会った菌がまずある
  関係によって、自我ができる
・1人1宇宙=情報宇宙はそれぞれ別
 (物理宇宙は空)


○死の恐怖
・恐怖は必要なものと不要なものがある
・恐怖は人を縛る
 ⇨ハイパーラポール、ex霊感商法
・DNAに刻まれた恐怖
 ⇨ex恐怖のマントラ、暗闇
  ⇨21世紀には恐怖は不要
・恐怖に負けない方法
⇨恐怖の想像と分析、恐怖を日常のスパイスに

○生きるとは何か
・歩くために歩く=生きるために生きる
・今の瞬間を意識に上げる
 ⇨自分を外から見る感覚
・機能=役割 はコントロールできる
 ⇨人生は自分の宇宙は選べる、誰かの宇宙
  で生きるなら、自我は無いに等しい

・今この時を生きよ。過去も未来も妄想。

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