超訳般若心経:苫米地英人
超訳般若心経
著者:苫米地英人
般若心経は有名なお経ですが、インドではなく中国で作られたものです。そのため、釈迦が否定したマントラを使用しています。
ただ、釈迦の「空」の概念を上手く表現したお経のため、「空」を理解するため、般若心経について解釈してくれてます。
〇般若心経とは
・ありがたいお経?ご利益ありそう?
唱えるため?写経のため?
⇨釈迦は否定
・般若心経は瞑想のお経
⇨瞑想=自分と向き合う=宇宙を見つめる
・般若心経はインドではなく中国で作られた。
⇨インドでは8世紀、中国では7世紀から
唱えられている
・マントラの一節にシュメール語が使用。
⇨メソポタミア文明にマントラがあり〜中国
にシルクロードを通じて伝わる。
⇨マントラ部分の翻訳は「ありたくないと
ありたいからこそあるのだ」(空)
・般若心経は空を説明するには良いお経
⇨しかし、「空」→「無」にしてしまった
⇨翻訳の際、「空」→空っぽとしてしまった
〇般若心経の基礎知識
・止観瞑想
⇨雑念や煩悩を止めて自身を見る
・空
⇨色即是空。あるとも言えるし無いとも
いえる。
・五蘊(ごうん)皆空
⇨物質、感覚、イメージ、意思、認識は皆空
・アファメーション
⇨自身に語る肯定的な言葉。般若心経は
アファメーションとして使用するべき
⇨ゴールを明確に設定する必要がある
・観自在菩薩と舎利子
⇨人物。観自在=自在に観る、自身を観る
舎利子=シャーリプトラ。釈迦の弟子の1人
⇨般若心経の中で、観自在菩薩が「舎利子よ」と講釈する場面があるが、本来「舎利子」の方が立場が上。長老。
⇨中国の道教の思想があり、誤解やズレがある
〇般若心経を添削、解説
⇨実際の本をご覧ください
(無→空 に修正)
⇨最後の。呪=マントラ の凄さを語るまでの前振り
〇空を生きる
・般若心経そのもの、マントラそのもの、に
意味はない。
・空はニヒリズム(虚無)ではない。
⇨有り、そして無い、だから何にでもなれる
・幸せは結果には無い。ゴールに向かう選択。
・自分には役割があり、それも空。何でもできる。あなたはどんな役割を果たしたいですか?