見出し画像

タルコフを全く知らない人のためのタルコフ紹介

お越しいただきありがとうございます。
時折感銘を受けたゲームの感想などを述べていますが、1年ほど前から非常に魅力を感じているEscape from Tarkov(通称タルコフ)を紹介します。
紹介記事は世の中に溢れていますが、基本はプレーを前提としたものだと思います。
しかしこの記事では全くタルコフを知らない方がタルコフの配信を観れるように、そして視聴が何倍も楽しくなるような配信視聴者向け特化型として紹介をしてみようと思います。
タルコフはプレーするにはコスト面、機器面でも少しハードル高めのゲームに分類されると思いますが、実は配信を観るだけでこんなにハラハラドキドキできるゲームもなかなかないと思っています。
なので是非記事を読んで、誰でも良いので配信を楽しんでみて欲しいと思います。

◆まずは概要

タルコフはロシアの架空の地域を舞台としたFPSゲームで、PCでのみプレーできます。
操作の複雑性からキーマウでしか実質プレー不可となっています。

一番の特徴であり魅力はそのリアリティとハードコアさです。
プレーヤーは防具や武器を装備していくつか種類のあるマップに赴き目的の達成を目指すのですが、
死ぬと持ち物は基本的に失われますので、
他のFPSとは緊張感が違います。
さらにダメージを受ければ出血したり、骨折したり、壊死したりしますし、頭に銃弾を受ければ即死です。

このあたりの要素を知っているだけでもう鑑賞が何倍も楽しめると思います。
では少し掘り下げていきます。

◆ざっくりゲームシステム説明

・PMCモード

このゲームは大きく分けて2つのモードがあります。
一つはメインであるPMCモードというもので、プレーヤーが自分で装備を準備して出撃するモードです。
PMCモードではお金や倉庫の持ち物を管理し、装備は様々なトレーダーから買ったり、出撃先で拾ったりして整えることになります。

モードを選べます。右がPMCモード。


そして整えた装備をまとって、いくつか洗濯可能なマップへと出撃します。
出撃後は制限時間内にマップにいくつか配置された脱出ポイントから脱出しないと死亡扱いとなります。
別に出撃して即脱出してもいいし、残り1秒で脱出してもOKです。

出撃先マッチでは同じく別のPMCプレーヤーが何名か同時にスポーンし、マッチスタートとなります。
PMC同士は敵対しているので、出会うと戦うか逃げるかとなります。
でないとやられて全ロスです。
また別のPMCのみならずマップにはスカブと呼ばれるCPUが多数うろついており攻撃してきます。
さらに後述しますが、制限時間の中盤終盤にはCPUではないプレーヤーが操るスカブもスポーンしだしますし、無論こいつらも敵です。

そんな敵だらけのマップで、PMCたちは限られた時間の中で各々の目的達成のために奔走するのです。

さて、では目的とはなにか?ですが、
そこはプレーヤー自身に委ねられているのがこれまたおもしろいところです。

PMCにはRPGで言うようなレベルがあって、敵を倒したりその他様々な行動で経験値がもらえ、レベルが上がれば基礎能力がわずかですがUPしていきます。
なのでRPG気分でレベル上げを目的にするのもよし。
敵を倒すことを目的としてもよし。
また、マップの至る所に落ちているアイテム収集をするもよし。
それを売って富を築くのもよし。
です。

ただ最もポピュラーな目的は、トレーダーたちから請け負うタスクと呼ばれるミッションをこなしていくことです。
タスクをこなすことでトレーダーからの信頼度が上がり、良い品を売ってくれるようになったり、経験値やお金もたくさんもらえます。
そして上級者にしか成し得ない困難なタスクをクリアした末にしかゲットできないアイテムを目指したりする方も多いです。

様々なトレーダーたちから仕事を受注できます

・スカブモード

もう一つのモードはスカブモードです。
このモードではランダム装備(但しかなりショボイ)をしたキャラで無料出撃できます。

前述した通り、各マッチの途中からスポーンし、マップのアイテムをあさることが一番の目的となります。
スカブ同士は敵対しませんので、基本的に敵はPMCで、PMCに気をつけながらアイテムあさりをします。
無論戦ってもOKですが、装備が非常にショボくあまりメリットはないと認識されるのが一般的です。

そしてスカブモードの良いところは、無事脱出できれば持ち物をPMCモードに引き渡すことができることです。
PMCモードで負けまくって装備も金もなくなった人のための救済措置にもなります。

ただし、スカブモードは一度プレーすると30分くらい?のクールタイムを経ないとプレーできません。

◆他ゲーにはない見所

・マップがない!?

なんとこのゲームにはマップ表示がありません。
なので攻略サイトを見ながら覚え、自分がいる場所も頑張って把握するしかないのです。
最後は脱出が必須と前述しましたが、無論脱出地点も覚えるしかありませんし、マッチによって一定ではありません。

・武器のリアリティ

武器はいくつものパーツで構成されているため、他のFPSのように簡単にスコープを付けたりできません。
スコープを付けたければそれにあったパーツに取り替える必要があったりします。
逆に言えばカスタマイズは無限大なのです。

この銃は10個以上のパーツが…



また戦闘中のリロードはマガジンを所持していないとできないし、マガジンに弾を詰めておかないといけません。
戦闘中マガジンの弾を打ち切ったら、マガジンを外して弾をひとつひとつ時間をかけて詰めるなんて作業も必要です。
準備を怠るととんでもないことになるのです。

限られたカバンやベストに持ち物を詰めます

また武器が故障したりなんてこともあり、メンテナンスも大事です。
大変なゲームですね…。

・シビアすぎる戦闘と負傷

前述の通り生身の顔に弾を受けると即死です。
ヘルメットを被っていてもうまく生身に当てれば即死です。
なのでたくさん時間をかけて準備しても本当に一瞬で死んだりします。

運良く負傷で済んでも、身体が頭、腹部、手足などいくつかの部位に分かれており、そのそれぞれの負傷状態を確認し適切な治療が必要です。
出血したら絆創膏、重出血なら止血、骨折なら固定…などです。
万能薬はないので、事前に適切な治療具を一通り持っておくことも必要なのです。
満身創痍のときは回復に数分かかることも…。

両足を負傷、骨折しています…

またダメージ状態によっては、キャラクターがうめき声やゼェゼェと声をあげてしまいます。
もちろんこの声を聞いて敵も寄ってきますので恐怖でしかないです…。

・音が超リアル

このゲームのリアリティを演出してくれるのが様々なゲーム音です。

地面を歩く音、ガラスの上を歩く音、木々をかき分ける音、銃声、飲み食いの音(定期的に飲み食いしないと死にます)、雨音…などが非常にリアルでちょっとしたASMRのようです。

またキャラクターが耳を覆うヘルメットを被っていたら聞こえにくくなるし、軍事用ヘッドセットをつけていれば繊細に聞こえたりと装備にも強く依存します。

・みんなでも楽しめる!

どのモードも複数人でパーティを組むことができますので、友達とも楽しめます。
但しマッチ中は味方の位置も名前も出ませんので敵と間違えて倒してしまうのはタルコフ名物です笑

◆さいごに

思わず長くなってしまいました。
私なんてタルコフのタの字もわかっていないレベルの人間ですが、タルコフを知らないこの記事を読んでくださった方がもしおられましたら是非誰かのタルコフ配信をご覧になってください。
かなり楽しめるかと思います。

上級者の配信も良いですが、可能であれば初心者、中級者の人を探して見てみるとより恐怖を味わえると思います。
私もたまに配信していますのでよければ是非!

いいなと思ったら応援しよう!