#2

2日連続で日を跨いでしまった。
そもそも私の生活リズムで考えれば日を跨ぐことはやや致し方ないことではあるのだが、なんとなくその日中に書き上げてしまいたい願望は捨てきれないのである。なお、生活リズムを改善するべきなのは百も承知であるが。

1月2日は毎年帰省していたのだが諸事情あり今年は出向くことができなかった。父方の祖母にはなかなか会いにいけないので顔を見られない寂しさはあるが、電話口から聞こえた声は元気そうだったので一安心だ。

最近は従姉妹たちにもなかなか会えていない。昨年結婚した一つ下のSくんも今年は妻を連れて来たらしい。自分たちももうそんな歳なのかという焦りを胸に押し込んで、逆上がりができなくて泣いていたSくんがもう結婚かぁと感慨に耽る。
年の離れたAちゃんは生後数ヶ月の頃以来会っていないが、もうとっくに小学生になっているらしい。顔も分からないどころの騒ぎではない。よもや存在すら認識されていないのではないだろうか。

母方の従兄弟は歳も近いし近所に住んでいていつでも会えるしほとんど妹のようなもので、従兄弟とはそういう存在だと思っていた。かたや歳も離れて何年も会っていないAちゃんも同じ従兄弟。
こんなに感覚が違うのに対外的には同じ従兄弟としてしか伝わらない。この感覚の違いはきっと誰にも伝わらないんだろうな。

こういう第三者からのラベリングとかカテゴライズってなんなんだろうと時々思う。
名が先か事象が先か。
第三者が名付けてしまうことでそのカテゴリーを越えることを憚られるような感覚。私にはどうにもそれが気持ち悪く感じて仕方ない。

作家だから書くのか書くから作家なのか
料理人だから料理をするのか料理をするから料理人なのか
シンガーだから歌うのか歌うからシンガーなのか

とまぁ、少なくともこんな文章じゃとてもエッセイストとは名乗れないな。

この続きはまた。

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