生き別れの兄を探し出せた!2
生き別れの兄と初めて会ったWさん。彼女は60代であり、兄は70代。人生の後半にこんな奇跡が起こった。
以下、Wさんから聞いた話。
4時間電車を乗り継いで、兄の住んでいる駅で待ち合わせしたのだけど、不思議なことに、ひとめで兄だとわかりました。これが血のつながった兄妹だから感じることなんですよね。たぶん・・・
母が亡くなり、最後まで兄のことを気にしていた話をすると、意外なことを兄は話してくれました。
「自分も母の戸籍を取っていて、母が亡くなったことは知っていた。自分には妹も弟もいることはわかっていたが、それぞれの家庭にも事情があると思い、自分から名乗り出ようとは思わなかった。妹から手紙をもらった時は、ホントに嬉しくて、泣いてしまった。近いうちに母親の墓参りをさせてほしい。」
そして、兄のこれまでの人生も聞くことができました。同じ母親から生まれても、兄は父方に引き取られたものの、そこにも居場所はなくずっと施設で育ったそうです。それでも、母親に対する恨みつらみはなく、むしろ母を恋焦がれていたという話を聞き、ただただ😢涙がこぼれてしまいました。
おふたりとも60年以上の年月を経て、たどり着いた兄妹の出会い。天国のお母さんもさぞ喜んでいることでしょう!これでWさんもお母さんからの遺言をしっかり果たすことができましたね。