初夏のSF短編まつりのお礼と今後の予定とアンソロジー本の参加募集
『初夏のSF短編まつり』のお礼と所感
無事『初夏のSF短編まつり』を終えることができました。
ひとえに皆さまのおかげです。ありがとうございました。
楽しみにして読んでいただいた方、本当に感謝いたします。やはり読んでいただいてこそなので、大変嬉しく思います。
また書き手としてご参加いただいた方々。ありがとうございました。新しい才能を出会えたことを感謝いたします。
高いハードルなしに作品で少額ではありますが謝礼をお渡しするという新しい試みにも関わらずご参加いただけたことを感謝いたします。
こちらで予想していた以上に作品のクオリティも高く、ホッと胸を撫で下ろしている次第です。
初めての試みでしたからどうなることかと思っていました。
個人的にはこの〈まつり〉は大変有意義だと思いましたし楽しかったので、また開催できたらと考えております。
今後の活動予定
11月の東京文学フリマに出展いたします。
それにともなって〈SFアンソロジー本〉を紙の本として出したいと思っています。今回は諸事情のため〈同人誌〉という形で発表させていただきたいと思います。
東京文学フリマ会場で販売して、余剰分はBOOTHで販売いたします。
謝礼は考えていますが、おそらく少額になると思います。
その後は『第二回四畳半SFコンテスト』を予定しています。お題につきまして一新していく予定です。審査員をお呼びして開催することを予定しています。
開催時期は文フリ後にするかどうするのかはまだ未定です。こちらでまたアナウンスさせていただきます。
諸事情と柚木libraryの立ち位置
諸事情と謝礼に関して説明させていただきます。
こちらのコンテストやまつりに関してご応募いただいてる書き手の方々は、おおよそプロを目指す小説家希望の方々です。
作品を拝読するとやはり「そうだろうなあ」というクオリティのものが多いです。コンテストや公募に応募するのに日々切磋琢磨されている方々は多いはずです。
それで公募やコンテストの応募要項なのですが、各賞千差万別です。
はっきり〈アマ・プロ関係なし〉とはっきり明言されているところは問題ありません。
ただ中には〈プロとして活動されてない方〉と書かれてあるところもあります。では何をもって〈プロ〉というのか? それが問題になってきます。
出版経験があればプロなのか、金銭の授受があればプロなのか?
細かく規定している賞もあります。
問題は何も書かれていないところです。何も記載がないからといって、プロでもOKとはなっていないことを知る機会がありました。おそらく慣習の問題で、裁判でも起こせばこちらが有利なのかもしれませんが、そこまでする方は多くないでしょう。何より疲れます。
そこで先ほどの何をもって〈プロとみなす〉のか。
異業種を含め社会の慣習を調べてみました。そこで一つの結論に至りました。
『こちらから依頼して、その仕事に妥当な報酬を受け取っていた場合』がプロとしてみなされるようです。
まずは柚木libraryの立ち位置について説明します。
柚木libraryの立ち位置は端的に説明すると〈町の質屋さん〉を目指しています。
小説家はよくプロになってからがスタートラインみたいなことを言われることがあります。けれどプロになるまで大きな壁があります。
プロとアマに立ちはだかる大きな壁。
続けるにはそれなりのモチベーションも必要でしょう。折れそうになることも少なくないでしょう。金銭的にだってキツい。
そんな時にふと利用してもらえる場所でありたいと思ったわけです。
生活を切り詰めて執筆することもあると思います。
心が折れそうで、たまには贅沢して牛丼でも食べたい。そんな時に作品を持ち込んでお金に換えられたら。
そういうところがあってもいいんじゃないかと思いました(もちろん質屋設定なので著作権や出版権がどうこうということはありません)。
ですのでプロの方の考える〈生活できるくらいの報酬〉についてはそもそも考えてません。それは他でやってるところがあるので、そちらの方が好条件だと思います。
という諸々のこともあり、多くの書き手さんたちが参加する場合には不利なことが起きないような配慮の意味も含めて、商業出版はしばらく様子を見ようと思っています。
どうぞご理解下さい。またご理解いただいた方のみご参加ください。
文フリSFアンソロジー本の作品募集について
【お題】
『五年後に小学六年生になるキミにおくる物語』
想定読者は子どもではありません(そもそも小学六年生が子どもだとは個人的には思ってませんが)。大人向けに書いていただいて構いません。
このお題を決めたのは「やはり大変なのは思春期だよね。そういう時に手に取る本があってもいいよね」と思ったからです。
なので設定は親が子に伝えたいことでも、祖父母が孫に伝えたいことでも、伝承者が後継者に伝えたいことでもいいです。
何度も繰り返しますがS(少し)F(不思議)でOKです。
未来の話でも現代から未来に向けての話でも過去からまだ見ぬ未来への話でも構いません。
【必須要項】
以下の【必須要項】は必ずお守り下さい。ウチではお引受けできません。
◉ 過度な下ネタ・性行為の直接表現など(青少年に不適切とこちらが判断したもの。作者がどうしても訴えたい作品の内容に関係するものであれば可)
◉ 特定の思想を拡散するための作品(例:過度な反ワク・反マスクもしくはその逆。特定の団体を糾弾するために書かれているとこちらで判断したもの)
◉ 他者の権利を貶める目的のもの
【文字数】
5000字〜12000字程度
【作品の締切り】
9月10日前後(印刷の関係)
【謝礼】
少額ですがアリ(前回の図書カードと同等レベルと想定してください)。
作者用と作者が配布するのに必要な冊数はお渡しする予定です。
【応募の方法】
まずはポートフォリオ(今まで書いたもの)のURLをお送りください。小説投稿サイトや自身の運営サイトなどで構いません。
ない場合はPDFをお送りください。
コンテストやまつりに参加した方も出来ればお知らせしていただけると助かります。
gmail yuzu.hakka@gmail.com
もしくはツイッターのDMでもOKです。
確認したのちに謝礼など細かい条件の確認をさせていただいて、双方合意であればお願いいたします。
もしプロの方で参加してみたいと思われる方がいらっしゃいましたら、その旨を記載の上個別に交渉をお願いします。
【募集人数】
複数名
【締切り】
7月末日
疑問や不明な点がありましたらお気軽にご連絡ください。ご応募お待ちしています!