イスラム教の国「マレーシア」に行って感じたこと
私は約1年前にイスラム教に改宗しました。
改宗については別の記事に書いています。
https://note.com/yunnsaa_blog/n/n482916d2fcef
そして先日(2023年1月半ば)1週間ほどマレーシアに行ってきました。
マレーシアは6割以上がイスラム教徒というほどイスラム教が普及している国です🇲🇾
マレーシアに行くのは今回で2度目でしたが、前回は無宗教のとき。
自分がイスラム教徒になってから行くマレーシアはモノの見え方が全く違いました。
そこで今回は、私がマレーシアに行って感じたことを書きたいと思います!
私はマレーシアの1週間の旅行で多くのことを感じました。
まず1番感じたのは「ハラール料理が多くて最高」です。
イスラム教では、豚肉やアルコールを使った料理はいっさい禁止されています。また、豚肉以外のお肉もイスラム教で決められた切り方をされたもの(ハラール)でないと食べることができません。
最近は日本でもハラール対応のインドカレー屋さんやラーメン屋さんが増えてはいますが、数はかなり限られています。
スーパーやコンビニもハラールの食べ物は少ないです。
正直私は、日本でハラールの食べ物を見つけるのに非常に苦労しています…。
(基本的に魚はハラールなので、日本で外食する時は寿司や和食の定食など魚を使った料理を食べることが多いです)
一方、マレーシアはイスラム教の国なので、レストランのほとんどがハラール対応です。
マックもバーガーキングも牛丼屋も!
コンビニに売っているお弁当も!
全部ハラールです!
人口の6割以上がイスラム教徒なので、ハラール対応じゃないとレストランも儲からないのだと思いますが、私にとってはこれがものすごく嬉しかったです。
普段、日本でレストランを探すときは必ずGoogleで検索をして、ハラールのレストランが付近にあるか確認しないといけませんが、マレーシアなら不意に見つけたレストランやパッと手にした商品がほとんどハラール。
食べたいと思ったものがすぐに食べられるので最高でした✨
日本は魚の料理が多いので、イスラム教徒として生活することは不可能ではないけれど、やはりマレーシアなどイスラム教の国に住む方が食べ物の選択肢も多くて快適だな〜と感じました。
食べ物以外だと、マレーシアは「ヒジャブ」というイスラム教の女性が頭にかぶるスカーフを被っている人が多いな〜と感じました。
イスラム教徒が多いので当たり前ではありますが、日本にいるとなかなか見ることが少ないので、街や電車で出会う人ほとんどがヒジャブをかぶっているのは新鮮でした。
私はイスラム教に改宗しましたが、ヒジャブはかぶっていません。
夫にはかぶれるようになったらかぶってねと言われていますが、今のところ強制はされていません。
まだ私自身、ヒジャブをかぶっている人が少ない日本でヒジャブをかぶることに抵抗があります。
ザ日本の企業で働いているので、ヒジャブを付けて会社に行ったら周りの人にどう思われるか気にしてしまいます…。
夫もできるようになってからでいいと言ってくれているので、ヒジャブに関しては自分の心の準備ができたらかぶろうと思っています。
マレーシアにはヒジャブ屋さんが沢山ありました。
そして私は初めてヒジャブ屋さんに入りました。
色や素材が豊富にあってとっても可愛い!
思わず買ってしまいました。
写真だと伝わりにくいかもしれませんが、ベージュとピンクの間のような絶妙に可愛い色です💓
付け方もお店の人に教えてもらいました。
まだこれを毎日つけて外を歩く勇気はありませんが、土日だけなど付けられるときに付けてみようかなと思います。
マレーシアでヒジャブを付けた美しい女性が沢山いたので、私もいつか夫の母国サウジアラビアに住むとなったらヒジャブでおしゃれを楽しみたいと思います。
最後に、マレーシアから日本に帰国する最終日。
空港にあった「お祈りルーム」に入ってみました。
イスラム教徒は1日に5回お祈りをします。
そのお祈りをする部屋が空港にありました。
最近は日本の空港にも設置されていますが、私はまだ入ったことがありません。
私はイスラム教に改宗して以来、毎日5回のお祈りはやっています。
ちょうど飛行機の搭乗時間を待っている間に、お祈りの時間が来たので、せっかくイスラム教の国に来たんだからお祈りルームでお祈りしてみようと思い、入りました。
お祈りルームに入るにはヒジャブを被らないといけないので、入る寸前にトイレに寄ってヒジャブ屋さんで買ったヒジャブをかぶりました。
そして緊張しながらお祈りルームの中へ。
中に入ると入口付近には手や足を洗うための蛇口が3つほど。
もっと奥に行くと5畳ほどの広さの部屋があり、イスラム教のおばさんが3人何か会話をしていて、若い子が1人コーランを読んでいました。
イスラム教徒になったばかりの私は、生まれた時からイスラム教のマレーシア人の前でお祈りするのは緊張するな〜と思いながらも、やることにしました。
手足を水で洗い「さあ、お祈りをしよう」と思ったその時、後ろにいたおばちゃんに
「靴下、履いてないよ?」
と言われました。
何か無礼なことをしてしまったのか?!
と思いハッとしました。
私は今まで靴下を履かないといけないことを知りませんでした。
なぜなら私にお祈りを教えてくれた夫が、お祈りをする時に靴下を履かないからです。
私はいつも通り靴下を履かずにお祈りをしようとしましたが、それを見ていたおばさんに指摘されたのです。
おそらく女性はお祈りする時に靴下を履かないといけないんだと思います。
私はすぐに「すみません、忘れてました」と言って、靴下を履きました。
恥ずかしかった。。。
そして私は靴下を履いて無事にお祈りを終えました。
そのあと、後ろにいたマレーシア人のおばちゃんに声をかけられました。
「どこの国の方?」
「何のイスラム教?」
と聞かれました。
私は
「日本です。シーア派です。」
と答えました。
おばちゃんは
「日本なのか〜シーア派なんだね〜」
と言い、その流れで少し会話をしました。
おばちゃんいい人だった👍
最初はおばちゃんに怒られるかと思いましたが、特に何も起きず、普通に楽しく会話をしました。
お祈りルームに入るのは緊張しましたが、とてもいい経験になりました。
イスラム教の国マレーシアで1週間過ごしたことで、私のムスリムとしての自覚が高まった気がします。
まだヒジャブもかぶってないしムスリムとしては完璧ではありませんが、少しずつできるところから学び、取り入れていきたいと思います。
また何か進捗があったら書きます。
最後までお読みいただきありがとうございました!