ブリュッヘン&18世紀オーケストラ/10周年記念ガラ・コンサート
1991年に創立10周年を迎えた18世紀オーケストラ。ブリュッヘンの指揮でアンコール・ピースを揃えたガラ・コンサートを開きました。そのライブ録音です。モーツァルトの交響曲2曲のカップリング。
ブリュッヘン&18世紀オーケストラ / 10周年記念ガラ・コンサート
このガラ・コンサートが開かれたのは1991年7月1日から3日。1991年のワールド・ツアーの締めくくりとして開かれたとのことです。
初発売されてから長らく廃盤になっていましたが、2014年にTOWER RECORDSの「VINTAGE COLLECTION Vol.19」として復刻されました。
また、このCDが廃盤になっている間にオランダPhilipsが音楽部門を閉鎖し、Philips音源の権利はイギリスDECCAに移りました。そのため、復刻された版でもメーカーのロゴマークがイギリスDECCAのロゴマークに変わっています。
この時期のブリュッヘン&18世紀Oは、モーツァルトの後期6大交響曲の録音を終えて34番以前の交響曲の録音に着手し、ベートーヴェン交響曲全集の録音も大詰めとなり、シューベルトやメンデルスゾーンの録音にも取り組みはじめた時期でした。
⑧のロッシーニ「アルジェのイタリア女」序曲や⑨のシューベルト「ロザムンデ」間奏曲第3番など、このCDでしか聴けない演奏も含まれているため、貴重盤です。
次回予告 フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラ / シューベルト:交響曲全集
ベートーヴェン交響曲全集を完成させたブリュッヘン&18世紀Oが続いて挑んだのがシューベルトの交響曲全集。
1曲1曲、1枚1枚ではなく、一挙に紹介します。