【ﾝもぉ････ルパンったら】峰 不二子【追悼 増山江威子さん】
子どもにせがまれて作ったルパン･ファミリー５人組のフィギュアの紹介四人目は峰不二子。これらのフィギュアは、子どもが友だちにプレゼントしたので、今は私の手元にはありません。
そして、長年にわたって峰不二子を演じられた増山江威子さんの追悼投稿になってしまいました。
ルパン三世の恋人と言っていいのか、ライバルと言っていいのか、敵と言っていいのか････。時にルパンを助け、時にルパンを悪党に売り渡す。そしてその悪党さえも平気で裏切る････。何とも妖しい魅力を振りまく正体不明の美女・峰不二子。年齢不詳ですが、どんな少女時代を送っていたのだろうと、ふと考えてしまいます。
アニメの設定ではルパン三世が彼女に骨抜きですが、次元大介も彼女に惚れているという記述があります。
江戸川乱歩「黄金仮面」
「怪人二十面相」や「少年探偵団」の作者で、名探偵･明智小五郎を生み出した江戸川乱歩をご存じでしょうか。
その江戸川乱歩が昭和5年（1930年）から昭和6年にかけて発表した「黄金仮面」という推理小説があります。
東京の街に鍍金仏のような黄金の仮面をつけた怪人が現れ、由緒ある真珠や古美術品を狙います。その怪盗・黄金仮面と明智小五郎が対決をするというストーリーなのですが････作中に黄金仮面に心を奪われた美しい日本人女性が登場します。その女性の名前が「大鳥不二子」。
私は、峰不二子のモデル････というか「ルパン三世」の作者モンキー・パンチにインスピレーションを与えたのは、この「大鳥不二子」ではないかと見ています。
モンキー・パンチは生前のとあるインタビューでインタビュアーにそのことを指摘され、明確に否定しています。「日本の山（峰）、富士山（＝不二）から作った名前」ということらしいのですが････。
しかし、私はやはり峰不二子の原型は「大鳥不二子」だったのではないかと考えています。
根拠は････ネタバレなので書けません。ぜひ「黄金仮面」をお読みください。
ちなみに「黄金仮面」の大鳥不二子さんは、怪盗･黄金仮面を悪人と知りつつもひたすら恋い慕う一途な女性です。その点が峰不二子と違うのですが。
また黄金仮面の正体を看破した明智小五郎が「気高い令嬢の不二子さんが怪盗に恋をするとしたら、その怪盗は〇〇〇（黄金仮面の正体）しか考えられません。〇〇〇はどんな女性の心もとりこにしてしまう恐ろしい魔力を持っているのです」と〇〇〇を評しています。
かっこいいです････〇〇〇も明智も････。
＜作品について＞
不二子のボン！キュッ！ボン！のプロポーションはうまく表現できたと思うのですが、
はい。顔はダメダメです。TVアニメの悪魔的な美しさの妖艶なお顔とはほど遠い････。顔を描くのは難しい。特に美女の顔は････