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散歩感覚で終着駅に行ってみた【後編】
前編はこちら。
到着後、どう動こうかと周囲を見回し、あるものを発見した。
三崎港のバス停の近くに、周辺地図が立っている。
さっそく見てみたところ、下町と書かれた区域があるのを発見。
待て、下町って東京じゃないのか。
瞬時にそう思ってしまいましたが、実際のところ、下町の概念は
市街地のうち、海や川に近い低地(沖積平野)の区域を指す。
ということなので、海に近いこの地に下町があるのは何ら不思議ではないのだろう。
ちなみに正式名称は「三崎下町商店街」であり、昭和のレトロ感あふれる街並みを売りとした区画になっている、らしい。
とりあえず、そこに行ってみようかな、と足を向けた。
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想像以上のレトロ感だ。
実は三浦市自体は何度も来たことがあるのだが、三浦海岸沿いを車で走ることが多くて、どちらかというと海水浴客向けの、サーフボードや洒落た店が立ち並ぶロードサイドがにぎやかな街、というイメージが強かった。
こんな通りがあったのか、と逆に新鮮な気持ちだ。
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なんだかすごい、の言葉しか出ない。
戦後以降、肥大し続ける首都東京のベッドタウンとして開発の波にさらされ続けた神奈川県の片隅に、ここまでレトロな街並みが生き残っていたのは、むしろ奇跡ではないだろうか。
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今時、なかなか見ない町の本屋を発見。
雑誌ラックの形に懐かしさを覚えた。昭和の時代は、この形のラックを店頭に置いている本屋が多かったように思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1729584732-aWt9gkH48mwrJ7ucyh1vDIOs.jpg?width=1200)
中が気になったんですが、残念ながら休館日。
外観だけでも一見の価値はあった、と思うことにする。
![](https://assets.st-note.com/img/1729584779-bhculjU2m9iJIa7sGKDgpyXq.jpg?width=1200)
営業しているのか、とマジマジと見てしまったが、どうやらドラマのセットをそのままにしているだけの様子。
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通りを外れて海の方へ行く。
ちなみに見えている橋は、近くの島(城ヶ島)に向かうための橋。神奈川県最南端に位置する島になる、らしい。
平日だったので、通りを歩いているだけでかなり興味深く、時間を潰せそうな気がしたが、せっかく来たからには何か買いたい。
もちろん商店街で買ってもいいのだけど、確か海の駅(道の駅の港版)があったよな、と先ほどの三崎港のバスターミナルまで引き返して、地図を見たら、すぐ見えるところにあったことが判明。
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中はさすがに撮れなかったが、ざっと歩き回った感じ、一階は港にふさわしい魚介類の販売所、二階にカフェと地元産の野菜、あとは土産物の販売所があった。割合的には魚類の方が多い印象。さすが港。
カフェで一休みした後、しばらくぶらぶらして、バス停から今度は三崎口行きのバスへ。
平日の割にはバスはそれなりに混んでいて、観光客から仕事で来ていそうなスーツ姿のビジネスマン、明らかに地元の人っぽい学生や高齢の方など、様々な乗客を乗せて、駅へと向かう。
そして駅で、また駅名表を取るのを忘れたまま、帰路についたのだった。
オマケ
駅名表が気になった方は、こちら(※京急公式ページ)を見てください。