無駄じゃなかったもの
「LINEでいいじゃん」と言われて少し悲しかった。
転勤で遠くに行く友達に、ありがとう、がんばってねの気持ちを手紙にした。近くにいた人が言った何気ないけど今の時代じゃ納得の一言。
それでも私が手紙にしたのは、ありがとうの気持ちを、いつものおっけ〜、了解👌と同じ軽さにしたくなかったから。
手紙だと物として残るから、だけではないと思う。便箋を選ぶ時間、言葉を選び文字を書く時間、書いてから読んでもらうまでの時間、
便利を求め、無駄だと思って削った時間も気持ちを伝える大切な時間だったと気づいた。
昔は学校にいる間も隣の友達と手紙を書いて交換して、1年たったら引き出しから山のような手紙が出てきて懐かしんで読んでいたことを思い出した。もう今の子供達はしてないのかなって思うと少し寂しい。
SNSが誕生して、すぐに連絡取れて便利だし毎日お世話になってるから無くなったら困る。だけど、LINE、電話、手紙、直接話すこと、手段が増えて便利になったからこそ、大切なことは想いをたくさん乗せられる方法を選びたい。
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