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🇫🇮[フィンランド留学記_Day87]ピンチはチャンス|鍵をなくしたけど最高の1日

2024/11/04(月)

今日は本当ーーにいろいろなことが起こって、学びも本当に多かった日だったので、しっかりと記録を残していきたい。

まず、昨日の夜部屋のカードキーをどこかで落としたことに気づいた。
部屋に入れなくて、Leahの部屋でまた寝させてもらった。

朝ルームメイトに部屋を開けてもらって、予備のカードキーがあるはず、と探してみたけど見つからない。
これを機に物を全部取り出して、片付けてみたけど見つからない。

諦めて、昨日オーロラを見に行った場所に探しに行くけど見つからない。

ダブルパンチで、優しくない方のルームメイトが怒ってて、「あなたのためにわざわざドアを開けたくない」らしいので1日携帯だけもった状態で外に締め出されることが確定した。

優しい方のルームメイトは16時半に帰ってくるのでそれまで6時間以上外で過ごさなくてはならない。なるほど。

存外にも、この状況を楽しんでいる自分がいた。
鍵を探している時にも、「こんなきっかけでもなかったら雪の中こうしてハイキングすることもなかっただろうなあ」って楽しんでたし、

締め出されても「何もない状態で何ができるかな」って考えてた。


私の携帯がフィンランドの電話番号に電話をかけられないので、学生マンションの共用スペースにいる人に片っ端から声をかけて電話を貸してもらえないかお願いする

みんな優しい。最初は怪訝な顔をするけど、事情を説明すると快く貸してくれる

新しい鍵を明日には手に入れられることになった。

その共用スペースに、鍵を部屋に忘れてきて同様に帰れない人がいて仲良くなった!
エジプトから来て、フィンランドで修士をとって、1歳の子供を育てながら今は職探しをしているというSummer。

色んな話をした。

無くし物をしすぎてしまうんだけどどうしたら良いかなという相談
 本当にいろんなアドバイスをもらった。「誰にでも起こること、あなただけじゃないよ、そんなに自分を責めないで」と何度も言ってくれて、救われた。

海外で子育てをするということについて
 彼女はフィンランドで出産した。すごい…。フィンランドで子育ては本当にしやすいと話していた。もちろん大変だけど、たとえばデイケアは誰でも無料で使える。

結婚について 
 彼女はエジプトの大学で出会った彼と結婚してる。自分がお母さんになるなんて、いまだにびっくりしてるって笑笑そんなもんだよね

職探しについて 
 フィンランド語を話せない状態で職を見つけるのは大変らしい。彼女のように職歴もスキルも、修士を持っていてしても、そもそもフィンランド人でも職を見つけるのが大変。

戦争について…
 戦争のことを話す時の彼女の表情は、とても辛そうだった。ジャーナリストとしても働いていたから、いろんなものを見てきたんだろうな。

彼女と出会えて、こうしていろんな話ができるのも、鍵をなくしたからだと思うと、本当に全ての出来事に意味があるんだなあと思う。

彼女の旦那さんが家に帰ってきてくれたので一度帰るとのこと。旦那さんがラボに戻ったら私の家に遊びにきてね、息子のAdamにも会ってねと言ってくれた。


13:00- 14:00
一人になったタイミングで、溜めていた分のNoteを書くことで、ここ数日の自分を振り返って、冷静になることができた。

14:00-15:00 
Summerのおうちにお邪魔する
とっても美味しい特製サンドイッチを振る舞ってくれた。


在留許可を延長するために職を見つけなくてはと焦っていて、なんとか力になりたいなあと思った。

息子さんのAdamの迎えについていった。
とっても可愛い1歳の男の子👶私のことを不思議そうな顔で見てたから、たくさん踊って歌って笑わせてやったぜ

広い園庭、たくさんの遊具

「フィンランドのDay Careのいいところは、どんな時でも子供たちを外で遊ばせること。雨でも雪でも、適した服装を着せれば外で遊ばせてあげる。神経発達や免疫システムの観点からも必要だと思う」

なるほど。たしかに素敵だ。日本だとどんどん公園の数も減ってたり、都心部でのお散歩は押しぐるまに乗せたりするよと話すと仰天してました。

本当にこんな経験、鍵をなくして、not niceなルームメイトを持ったおかげでできたから、全ての出会いに感謝、ですね。


15:30-17:30 めいちゃんのおうちにお邪魔する
ここでも本当に色んな話をした
めいちゃんは本当に言語化が上手で、惚れ惚れしてしまう。
習慣化の下手さ、モノの無くしやすさ、自分が悩んでいることを全部話したんだけど、すごく的確に分析して、アドバイスをくれた。

ブラックベリーティー

「そうか、多くの人はそうやって考えてるんだ」ということを言語化してくれるから、とてもありがたい。

たとえば私が「どうやって部屋を片付けてる?」と質問しても、言語化できる人は少ない。それは彼らにとって当たり前のことで、自動化してるから。

めいちゃんはすごく深く考えて、どんな段階を経て、行動に至るのか説明してくれて、本当に本当に勉強になった。

「当たり前に困ってる人」に向けて、コンサルとかやると良いと思う。


17:30-20:00 めいちゃん監修のもと部屋の片付け
もう頭が上がりません。
部屋まで来てくれて、整理整頓を一緒にやってくれました😢😢😢
本当に大好きだよ
なんていい日なんだ

私はすごくカテゴライズが下手で、時間がかかっちゃうしとっても疲れちゃうんだけど、理解してくれて、私のペースに合わせて進めてくれた。

私の特徴もすごくよく理解してくれた。
たとえば私は「見えなくなる」のが不安。
見えないと頭の中からなくなる。持っていることを忘れる。
それも踏まえてモノの配置の仕方を考えてくれた。
本当にありがたいです。

勉強になったこととしては
・カテゴライズがわからないものはとりあえず置いておこー、でいい
・留学中は「学校」が中心だから、それを中心にモノの置き方を整えよう
・「カテゴライズははっきりと」
→たとえば以下の写真を見せた。
フィンランドに到着した初日に自分でやってみたカテゴライズ


自分なりにやってみたけど…

たとえば「よく使うモノ」って言う定義はちょっとわかりにくいよね、判断しづらいよね? とか
夏服と靴下とコンタクトを同じ場所におくのは、ちょっと関連性が分かりづらいんじゃないかな?とか

めいちゃんは「モノ系の棚」「服系の棚」ときっぱりと分けて、
さらに上から「頭」「上半身」「下半身」とするのでイメージも湧きやすい

なんだかこのアップデートされた部屋でなら、整理整頓できそうな気がします!
どこに何が置いてあるのかわかるもん…!



その後not niceなルームメイトがブチ切れメッセージを大量に送ってきたので(ミルク貸してって言われることや朝9時にノックされることがとってもストレスだったらしいよ、シェアハウスすんな)
もう一人のルーミーとどうしようねーっておしゃべりしてた。

とりあえず彼女の厳しすぎる基準や態度には、2人とも飽き飽きしてたっていう気持ちの確認をできたのでよかったです。
むしろこっから助け合えて生きるの楽になりそう!
こういう経験も留学ならではだよね。

学びや発見がとても多い1日だったなあと思う。
全部予想だにしてなかった出来事ばかり。

Summerが「今朝起きた時にはこんな可愛い日本人の女の子に会うことなんて想像してなかったわ」って言ってて、本当にそうだなあと思う。



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