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「ギリシャ神話の児童書を出してみて」by真山知幸

冬の星座とギリシャ神話

 子どもと一緒に外を歩いていると、四季の移り変わりや、身のまわりの自然の変化に、気づかされることが多い。
色鮮やかな花が咲いていたり、キレイな月が出ていたりすれば、子どもがすぐに教えてくれる。多忙にかまけて、日々の風景すらろくに観られていない自分にはがっかりしながらも、子どもの観察力には驚かされるばかりだ。
 あまりに暑い夏が終わったが、秋も気温が高く、このままでは、冬は来ないのではないかとも心配になったが、12月にも入れば、さすがに寒くなってきた。子どもたちと星を観るには、もってこいの季節だ。今年は冬の星座を観ながら、ギリシャ神話の話でもしようかなと思う。夜空に浮かぶ星座が生まれた背景には、わがままな神様たちのトンデモない行動の数々が凝縮されている。

ギリシャ神話の児童書を出してみて

 こざきゆうさんと共著で、『ぶっ飛びまくるゼウスたち』‎ という本を実業之日本社から出してからまもなく半年。ゼウスを筆頭にメチャクチャすぎる神様たちの話が、はたして子どもたちにどこまで受け入れられるかな……という不安もあったけど、寄せられる感想を見ると、杞憂だったようだ。神様のぶっとびエピソードを存分に楽しんでくれているようで、とってもうれしい。がんばって書いてよかったぁ。

身の回りにあるギリシャ神話

 星座だけではなく、身の回りのさまざまな事象や言葉の起源には、ギリシャ神話が存在していることが珍しくない。知らないだけで、意外と身近にあるのが、ギリシャ神話である。親子で語らい合うことで、より毎日が楽しく知的に過ごせることだろう。

 冬休みのおともに、より多くのご家庭で『ぶっ飛びまくるゼウスたち』‎を楽しんでもらえますように……。そんな願いを星に込めて。

著・真山知幸
著述家。偉人・名言研究家。執筆テーマは、偉人、名言、歴史人物など。他の筆名ふくめて著作は計50冊。著書『ざんねんな偉人伝』『ざんねんな歴史人物』は計20万部に。

『ぶっ飛びまくるゼウスたち』
著・真山知幸、こざきゆう
イラスト・木村耕太郎
監修・庄子大亮
定価・1360円+税
※全国の書店にて絶賛発売中


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