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丁寧な暮らしの言い換え

自分に、「丁寧な暮らし」ほど似合わない言葉はないと思う。
なぜなら、私ががさつで適当なことを一番知っているのは、私と四六時中一緒にいる私だからだ。
でも、そういう暮らしの投稿をみるのは大好きだし、
なんなら結構憧れてまでいる(笑)

たまに、真似する。
そして、いつも「自分がやるとなんだか違う…」という変な違和感と、一応撮った写真だけを残して、終わってしまう。

今日は、白米を鍋炊きした。

白米を「鍋」で炊くなんて。
これはもう私にとって完全に「丁寧な暮らし」である。
一人暮らし始めたてのうちに使っていた20分でご飯が炊けるレンジ用炊飯器すら使うのをやめて、最近はパックご飯一筋な私が今日鍋炊きをしたのである。
丁寧な暮らし以外の何物でもない。

「あ、これってもしかして…丁寧な暮らし…?」と気づいたのは、ご飯を食べたあと。
鍋炊きしようと決めたのは、「パックご飯を切らしていて」かつ、「とんでもなく暇を持て余していた」から。
ただの暇人だ。

でも、このことに気付いたとき、
丁寧な暮らしという言葉は、言い換えれば暇人で、
暇人という言葉なら自分にもぴったりだと気付いたのだ。

表現の仕方1つで、こんなにもしっくりくるなんて。
普段丁寧な暮らしをしていない者への圧がなく、
それでいていつ丁寧な暮らし界へ飛び込んでも優しく受け入れてくれる魔法の言葉、「暇人」。

なんだか今年1すごい発見をした気分で、
勢いだけで文章を完成させてしまった…。

これからも暇人を楽しもうと思う。


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