スペインで香水を買うお話
死ぬまでに一度は行きたい街と心に決めていたバルセロナに念願叶って母と訪れることができた。6月のバルセロナの空は、美しい青でまさに太陽の似合う街だった。道ゆく人々は小麦色の肌をしており、私は自分の生っ白い肌と見比べて、彼らの健康的な肌見せに憧れを抱いた。
ある日、ゴシック地区を母と観光をした。ここはかの有名なコロンブスが登った階段があると言われるように、古くからある街並みであった。スペイン王国が覇権を持ち、世界地図を広げ始める前、からある街並み。時空を超えたロマンスに私は心躍