【お葬式マナー】いざという時に役に立つ!服装や挨拶の現代版マナーとは?
どうも、ゆんです!
今回も中田敦彦さんのYouTube動画、
【お葬式マナー】いざという時に役に立つ!服装や挨拶の現代版マナーとは?のまとめとちょい足しです。
年を重ねるとお葬式の回数、増えますよね?
大人の立ち振る舞いが試されてるのが葬儀の場だと思います。服装・言葉遣い・所作・持ち物・・・。せめて周りの人からはみ出ていないで欲しい。でも調べてもよくわからないから行ってから考えてる。なんて人もいるのではないでしょうか。
確かに葬儀のマナーは宗教・宗派・時代・立場によって異なるので、1冊の本を読めばマスターできる!・・・てほど簡単ではないとされています。なんとなくで良いものもあれば、知らない間に相手に不快な思いをさせてしまっていた・・・なんてこともあるかもしれません。
今回の動画では葬儀における最低限のマナーをまとめてくれました。
いろんなルールがある中で『仏教式・現代版・参列者側』に絞って解説してくれています。
内容は全て覚えなくても、いざという時に見返すだけで十分な動画です。ただ映像だと情報を探すのが大変なので、このブログに文字として残しておきます。いざというときに役立てて頂ければと思います。
通夜・葬儀・告別式の違い
それぞれの違いとどんなことをやるのか知っておきましょう。
通夜
葬儀の前日にお見送りの準備をすることです。
最近では故人との最後のお別れの場としての意味合いが強くなっていると言われています。昔は夜を通して行っていたため「通夜」と呼ばれていますが、現代は簡略化されて『半通夜』と呼ばれる2~3時間で済ませる通夜が主流のようです。
通夜ふるまい
お通夜に参加したあとに振る舞われるお寿司やオードブル、飲み物をいただくことをいいます。これは受けるのが礼儀とされていますが、長居は無用です。通夜ふるまいの意味はその料理を食べながら故人との思い出を語って欲しい、という思いがあるそうです。
葬儀
故人を仏にする儀式です。お坊さんを呼んで読経してもらいます。
告別式
故人との最後の別れの儀式です。ご遺体を火葬場や埋葬場まで運びます。葬儀・告別式とセットにされ、葬儀→告別式→火葬・・・が一般的な流れです。
言葉遣い
なるほどなーと思ったのが、言葉遣いは『フレーム』で覚えればいいそうです。つまり、以下の言葉さえ覚えればOKです。
葬儀の場には独創性はいりません。親族の気持ちを慮って粗相のないように振る舞うのが大人のたしなみです。
また以下の言葉遣いはNGです。
服装
服装は本によって見解が違います。「その葬儀に見合った服装」が最も望ましいとされていますが、突然の話しなのにそんなこと気にしてられませんね。なのでどこをとっても"ちょうどいいライン"ということで、中田さんはブラックスーツを推奨しています。オススメの服装は以下です。
正装には格式があり、最も格式が高い「正喪服」から、格式が低い「略喪服」まであります。そしてブラックスーツは真ん中の「準喪服」に値します。
通夜のときは「平服」と呼ばれるダークスーツでも可とされています。ですがダークスーツでは告別式はカジュアルすぎるので、ブラックスーツが無難です。ブラックスーツがあれば通夜・告別式共に参加してもマナー違反にあたりません。わざわざ2枚準備するより、1枚で済ませたいですよね。
なので、ブラックスーツを1着だけ準備しましょう。そしてスーツ選びは青山さんがわかりやすいです。
>メンズ ブラックスーツスタイル(礼服・喪服)選び<
香典
御霊前・・・命日から数えて四九日まで
御佛前・・・四九日に以降使う
御香典・御香料・・・お線香や花の代わりに渡す
全ての意味を考えて渡すのは大変です。しかも全部上記の限りではなく、宗教によっては「全て御佛前」がいいものもある、なんて言われても覚えられません。
なので中田さんは【御香典・御香料】であれば、どの宗派の人に・どのタイミングで渡してもおかしくないので、この二つにしようと言っています。ただし、神式やキリスト教式ではその限りではありませんが、仏教式の葬儀なら御香典と記載すればOKです。
不祝儀袋と水切り
香典を入れる封筒を「不祝儀袋」といい、袋に付いている紐を『水切り』と呼ばれています。そしてこの水切りにも意味があるので適当に買ってはいけません。葬儀で好ましい水切りは結び切りです。
結び切りは「人生で一度きりで二度とあって欲しくない」という願いが込めれれています。お葬式や結婚式にはこちらの結び切りで渡すのが良いとされています。
他には「蝶結び」と呼ばれる形もあります。これは、ほどいて何度でも使えるため「何回あってもいいよね」という思いが込められています。出産祝いやお礼、あいさつ回りに使います。意味さえ覚えておけば間違える心配はなさそうです。
御香典料
一般的な相場は5,000円とされているそうです。あとは故人に対する気持ちによって前後するとか。3,000円ではやや少ないとされており、偶数より奇数が一般的です。また、4と9がつく数字は忌み言葉となるので避けたほうがいいでしょう。
不祝儀袋と薄墨を使う理由
不祝儀袋を買い、お金を詰めるところまで来ました。あとは封筒の中と外に文字を書いていきます。「御香典」と封筒の外に書く場合は薄墨の筆ペンで書きます。なぜ薄墨かというと、『涙で墨が薄まりました』という建前を作るためだそうです。
ただ中のお金を包む封筒の中に書く自分の名前と住所は濃いめの筆ペンで書きます。ここはしっかり文字が見えていないと、遺族側が香典返しの際に不便ということで濃いめのペンを選びます。ややこしいですね。
焼香
親指・中指・人差し指でつまみ、抹香を香炉へ入れることです。
1~3回が一般的ですが、3回は時間が掛かり過ぎるので現代は1回が主流となっているそうです。ただ何回もやってるからマナー違反となるわけではないのでご安心を。周りの方に合わせるでいいと思います。
葬儀に行けないときの対応
2パターンあります。
代理人は故人に縁もゆかりもない人でもOKです。香典には参列予定だった当人の名前を書き、受け付けで「代理です」と伝えるだけ。行かないよりかは遙かにいいそうです。
また、電報は「115」の電話番号に掛けるとオペレーターの人が取り計らってくれるそうです。14時までにお願いすれば当日中に届くのも嬉しいですね。1文字いくらという値段方式らしく、ネットでも頼めます。どちらにしても葬儀に行けない場合の選択肢として持っていて損はなさそうです。
大事なことはこれらの対応は2つとも"応急処置"になります。本当は行きたかったけどどうしても無理、という気持ちなので、落ち着いたらいち早く故人のもとへ駆けつけるのが大人の振る舞いです。
終わりに
「葬儀なんてめったにないし、そのときに調べればいいや」と思ってましたが、急な出来事のときは余裕がないのでちゃんと調べられないものです。ボクも3年前に母を亡くした時は本当にテンパりました。中田さんがおっしゃるように、『これだけ知りたいのに、色んな情報が付いてくるからわかりずらい!』と憤ったものです。ゆっくりと母といたかったのに"わからないことを調べる"時間で余計な時間をとても使いました。
いろんな人に相談してなんとか済みましたが、なんでもないときにゆっくり勉強するに越したことはありません。
この記事もどこかで誰かが困ったときのメモ代わりになればなと思いました。最低限の振る舞い方は頭で理解しておいて、故人に思いをはせる時間をゆったりと取れるといいですね。