晩夏雑感
一昨日あたりから、陽が落ちてからの気温の下がり方がぐっと秋を感じさせるようになった。もしかしたら20度割ってたかもしれない。窓を開けてると半袖の上に1枚羽織りたくなる感じだった。
葡萄もそろそろおしまいかなあ。お店にはまだ並ぶかもしれないけど、葡萄農園の安い直売品の方はもうそろそろ終わりだよなあ、なんて思いながら、ふと気づいたのが、今年の夏はまだ巨峰を食べてないじゃんってこと。そこで、近隣の葡萄棚を見て回ったけど、どこも収穫が終わってて直売は「なし」だった。なもんで、小さな峠を越え、お隣の青木村の葡萄農園まで行ってきた。半額とはいかないまでもスーパーで買うよりはずっと安いし、採れたてで新鮮。世間では、人気の品種はシャインマスカットかナガノパープルだけど、私はやっぱ巨峰が一番好きだなあ。酸味も甘みも最も「葡萄らしい」と思う。皮ごと食べられない点が、ナガノパープルたちに負けてる理由?私は別にかまわないよ。
一面真っ白の花の絨毯のような蕎麦の畑。これだけ見事に咲いてるのを見てふと思ったんだけど、養蜂家さん、春先にレンゲ畑なんかにはミツバチを連れてくけど、秋口の蕎麦の畑には連れてこないのかしら?そもそも、蜂蜜の種別で「蕎麦」と表記されてるやつってあったかな。JAの農産物直売所に行った時に注意して見てみよう。あるかもしれない。そんな気がする。
【台所日記】
パスタと呼ぶより「スパゲッティー」と呼ぶのが似合う、喫茶店のメニューにあるようなやつ。その「大阪vs.名古屋」みたい?な2品。
片や、名古屋の鉄板ナポリタン。画像では見えにくけど、鉄板に溶き卵を敷く。名古屋の喫茶店では、これ基本で必須らしい。で、これまた必須の赤ウインナーに2.2mmの極太麺。ニンジン・タマネギ・ピーマン・グリーンピースの定番野菜もしっかりと。ケチャップもたっぷり目で。麺の茹で時間に16分もかかってしまうところ以外は文句のつけどころない庶民の味。
一方、大阪の方はインデアン・スパゲティー。カレー・スパゲティーといった方がわかりやすい。茹でたパスタにカレーをかける。つまり、カレーライスのライスの部分が麺に変わっただけ。大阪の人は、そこにカレーライス同様、生卵を落とし混ぜ混ぜして食べるらしい。ラーメンの「混ぜ麺」みたいな感覚かな。また、カレーライス同様、ソースをかける人も多いとか。生卵は食感的にちょっと抵抗があったんで目玉焼きにしたけど、ソースの方はしっかりかけさせていただきました。これのいいところは、100均で売ってるような安いレトルトのカレーでじゅうぶんな感じのところ。そこにソースかけたりガラムマサラかけてみたりすれば、じゅうぶん美味しくなる。とってもリーズナブル。でも、ソースをあんまりかけすぎると、「ん?なんだこれ、焼きそばがパスタに変わっただけじゃん」みたいになってしまうので要注意、笑。
いずれもとっても庶民の味がしてよろしいですね。大阪も名古屋も甲乙つけ難くってことで。どうもごちそうさまでした。
【音楽室】
オーソドックスで味のあるインスト・ポストロックを探索してて見つけたシンガポールのバンド。toeとかLITEの遺伝子を引き継いだサウンドって、日本国内ではあまり聴けなくなった。その代わり、タイを中心に東南アジアにはけっこう存在するらしい。なので、「東南アジアの国名+ポストロック」で検索をかける。するとかなりヒットするもんだ。個人的な好みだけど、マスロックの要素が前面に出過ぎてるサウンドはパス。この程度のマス要素と、ミドルテンポでいい感じの抒情的な流れで、これならイケるなという線。そんなところで引っかかった次第。アルバムがbandcampで1シンガポールドル。約1100円。購入かどうか迷うところ・・