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【ヨーロッパ列車旅】1ヶ月で17カ国旅してみた景色⑨スロバキア・ブラチスラバ、オーストリア・ウィーン
イギリスを出発して9日目。この日はチェコ・プラハから7カ国目スロバキア・ブラチスラバへ移動しました。移動は列車で約4時間。22時過ぎにブラチスラバ到着しました。そして翌日は日帰りでオーストリアのウィーンに足を伸ばしました。ブラチスラバからウィーンまでは電車で約1時間。短時間でアクセスできる距離です。
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Prague Hlavni NadraziからBratislava Hlavna Stanicaに着いたのは夜の22時過ぎのため、宿に直行しました。駅から宿まではバスでの移動になります。
バスの切符はバス停に券売機が置いてあります。電車やバス、トラムが共通のチケットで利用でき、時間単位で購入する形式です。クレジットカード対応の券売機はあまりないようなので、翌日の分もまとめて購入しておきました。ちなみにカード利用できる券売機が3つあり、2つが壊れていました。
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今回宿泊したのは「Schöndorf Hostel」というドミトリータイプの宿。12人部屋で、各ベッドはカーテンで仕切られプライバシーが確保されている点がよかったです。ロッカーはピンコード式で、荷物の管理も安心でした。部屋にはエアコンも完備されていました。夏のヨーロッパは予想以上に暑いので、宿を探す際にはエアコン付きであることが重要です。寝る部屋とロッカー・シャワーがある部屋が分かれていたので、遅く帰ってきた日も荷物の整理など他の人を起こす心配もなく、寝室の部屋は比較的静かなのもよかったです。
シャワーはの数は多くないので時間帯が被ると入れなくて待つことがありました。
翌朝、軽い朝食を済ませてウィーンへ向けて出発しました。宿近くのバス停には券売機がなかったので昨日チケットをまとめて買っておいて正解でした。Bratislava PetrzalkaからWien Hbfまでは乗り換えなしの電車で1時間程で到着しました。
ウィーンに到着後、まず向かったのは「Naschmarkt」という市場。ここは地元の方や観光客が集まる活気ある場所で、新鮮な食材やスパイスなどのお店が並びます。新鮮な魚が並んでいたり、雑貨などを売っているお店も多くありました。
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ただ、この日の気温は30度を超えており、外を歩くのだけで体力を奪われます。市場の賑やかな雰囲気を楽しみつつも、少し日陰で休憩を挟む必要がありました。
市場を散策した後、ウィーン市内の観光を楽しみました。ウィーンには歴史的建築が多く、街を歩くだけでヨーロッパの華やかな歴史を感じられます。
まず訪れたのはカールス教会(Karlskirche)美しいバロック様式で、ウィーンを象徴する建物の一つです。この教会は1713年、ペストの終息を願って皇帝カール6世が建設を命じたそうです。
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Wiener Musikvereinは1870年に建設された建物で、世界で最も音響が優れていると称される黄金のホール(Goldener Saal)が有名な建物です。新年恒例のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートの開催地にもなっています。外観には音楽の神々や楽器をモチーフとした彫刻が施されています。
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ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)1869年にオープンし、世界有数のオペラハウスとして知られています。歴史的にはモーツァルトやベートーヴェン、ワーグナーの作品が上演されてきました。荘厳でアーチ状の建築が特徴です。
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オーストリア国会議事堂(Parlament)古代ギリシャの建築様式を取り入れています。1883年に完成し、現在も国政が議論される場として機能しています。建物前にはギリシャ神話の知恵の女神アテナ像が立っています。
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ブルク庭園(Burggarten)にあるモーツァルト記念像(Mozart Denkmal)。この像の足元には、花々で作られたト音記号が描かれており、とても可愛いです。モーツァルトは1781年にウィーンに移住し、オペラ「フィガロの結婚」や「魔笛」、交響曲第41番などの名作をここで生み出しました。当時、ウィーンはヨーロッパ音楽の中心地で、モーツァルトは宮廷や貴族の支援を受けて活動していたそうです。
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ブルグ庭園近くにあるホーフブルク宮殿(Hofburg)にも行きましたが、インド首相の国賓訪問に合わせて規制がされていました。ホーフブルク宮殿はかつてハプスブルク家の皇帝たちが暮らした場所で、現在は大統領官邸や各種博物館として利用されています。
市内観光を終えた後、「シェーンブルン宮殿」へ向かいました。この宮殿は、オーストリアを代表する歴史的建造物で、ハプスブルク家の夏の離宮として有名です。1996年には世界遺産に登録されています。
シェーンブルン宮殿は17世紀後半、皇帝レオポルト1世の時代に狩猟用の離宮として建設が始まり、その後、マリア・テレジアの治世で現在のようなバロック様式の壮麗な宮殿に拡張されました。宮殿は約1,441室もの部屋を有し、そのうち現在公開されているのは40室ほどです。
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音声ガイドを通じて、マリア・テレジアやマリー・アントワネットをはじめとするハプスブルク家の歴史について知ることができ、とても興味深かったです。
花柄の可愛らしい内装が印象的な「マリア・テレジアの私室」、8歳のモーツァルトが演奏を披露した「鏡の間」、そして漆を用いた壁材が美しい「漆の間」なども印象的でした。それぞれの部屋には異なる特徴があり、当時の文化を垣間見ることができました。
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シェーンブルン宮殿の一部は現在も住居として使用されており、宮殿の上層階には、住居用のスペースが設けられています。このように一部を住居として利用するのは、歴史的建造物の維持や修復費用を賄うための措置の一環だそうですが、どんな方がこの宮殿に住んでいるのか気になります。
宮殿内を見学した後、敷地内の丘へ登りました。庭園がとても広く、丘を登る道は急で、真夏の炎天下では少々過酷でした。ただ、丘の上から見た宮殿とウィーンの街並みはとても素敵でした。
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宮殿の後、続いて向かったのはSt. Stephen's Cathedral(シュテファン大聖堂)ウィーンの中心部に位置する、壮麗なカトリック大聖堂です。特に目を引くのが、色鮮やかなモザイク屋根で、オーストリアの紋章やウィーン市の象徴が描かれています。内部には荘厳なステンドグラスや彫刻が施されています。
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教会の後は、夜ご飯にオーストリア料理を楽しむため「Gasthaus Reinthaler」というお店を訪れました。ここでは、ウィーンの伝統料理であるWiener Schnitzel(ウィーナーシュニッツェル)とTafelspitz(ターフェルシュピッツ)を注文しました。Wiener Schnitzelは、薄く叩いた豚肉にパン粉をまぶして揚げており、外はカリッと中はジューシーな仕上がり。Tafelspitzは、牛肉をスープで柔らかく煮込んだ料理です。ほうれん草のピューレとポテトが添えてあり、クリーミーなほうれん草ソースと柔らかいお肉の相性が抜群で、とても美味しかったです。
テラス席は満席でしたが、室内席にはすぐ案内され、ゆっくりと食事を楽しむことができました。ただし、室内にはエアコンがなく少々暑さを感じました。それを差し引いてもまた訪れたいと思える素敵なお店でした。
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ウィーンは歴史と芸術が融合した美しい街でした。壮麗な建築や美術、音楽の街としての雰囲気など、優雅で落ち着いた空気が印象的でした。
ウィーンでの観光を終えて夜にはブラチスラバに戻りました。宿の共有スペースでは、ドナウ川沿いの都市を旅をしているという方と話す機会がありました。共有スペースで旅をする人達と会話ができるのもドミトリーの楽しいところです。
次はスロバキア・ブラチスラバ市内を周ります。