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【ヨーロッパ列車旅】1ヶ月で17カ国旅してみた景色③旅の出発とベルギー・ブリュッセル観光

この夏に1ヶ月列車旅をして17カ国旅をしてきた記録を書いていきたいと思います。まず出発して向かったのはベルギーです。イギリス、エディンバラ駅を出発してロンドンまで4時間半そして乗り換えさらに2時間ユーロスターに乗りベルギーの首都ブリュッセルに到着しました。

出発前日は、仕事やその他の用事が重なり、出発日を1日遅らせるべきか悩んでいました。1日遅らせれば少し余裕が出るけれど、帰宅日もその分遅れる。悩んだ末、「明日出発しよう!」と決め、意気込んで準備を整えました。1か月の旅に出るので、家の掃除と戸締りも念入りに済ませて家を出発しました。

イギリスを出発しヨーロッパ大陸へ電車で向かう際、ロンドン経由でユーロスターに乗る事になります。イギリス国内での乗り継ぎ時間が少しあったため、キングス・クロス駅の「9と4分の3番線」を覗いてきました。ここは『ハリー・ポッター』でお馴染みの場所で、観光スポットとして人気です。行列もできており、記念撮影をする観光客で賑わっていました。数年前に訪れたときは、マフラーや杖の貸し出しをしてもらい、ジャンプのコツを教えてくれるスタッフもいて、楽しい思い出として残っています。

ロンドンからブリュッセルまではユーロスターで約2時間の旅です。ユーロスターは、フランス、イギリス、ベルギー、オランダの主要都市を結ぶ高速鉄道です。世界で一番海底部が長い 英仏海峡トンネルがドーバー海峡を貫いてイギリスとフランスを結んでいます。英仏海峡トンネルは、「ユーロトンネル」とも呼ばれています。 海の下を通っていると思うと乗っていてとてもワクワクします。

ブリュッセルに着いたのは夜でしたのですぐに宿にチェックインをしました。宿泊したのは「 Auberge de Jeunesse Génération Europe - Youth Hostel」初めてのドミトリーでドキドキしながらのチェックインでしたが、ラッキーな事に同室の人が他におらず貸切状態で快適に過ごしました。ただロッカーに鍵がなく、持ってきた南京錠がさっそく活躍しました。朝食もしっかりフルーツもあり良かったです。

ブリュッセルはベルギーの首都であり、歴史的にもフランスやスペイン、オランダなど多くの国に影響を受けてきた国です。現在ではチョコレートやビール、ワッフルといった特産品に加え、観光名所も多く「世界三大がっかり」とも呼ばれる小便小僧(マネケン・ピス)も有名です。

朝はまず、小便小僧を見に行きました。予想していたよりも目立つ場所にあり、観光客に人気で、かなり注目を浴びていました。季節やイベントごとに様々な衣装を着せられるらしく、この日も華やかな衣装をまとっていました。「小便小僧」の由来は、ブリュッセルが戦火に包まれた際、敵が仕掛けた火薬に火をつけようとした時、少年がその火を小便で消火して街を救ったという伝説に基づいているそうです。さらに、街中には「小便少女(ジャンヌケ・ピス)」と「小便犬(ジネケ・ピス)」もありました。小便少女は1987年に設置された女性版の小便小僧でがあっても良いのではないかというユーモアな発想のもと生まれたそうです。小便犬も、1998年に小僧・少女に続くユーモアシリーズの一環として誕生した像で、ベルギー人の遊び心に触れた気がしました。全てが歩いて行ける距離にあり、一通り見て回りました。

ベルギーといえば「ワッフル」が有名です。ブリュッセルでは主に「ブリュッセルワッフル」と「リエージュワッフル」の2種類が楽しめ、それぞれの食感や味わいが異なります。ブリュッセルワッフルはふわっと軽い生地で、四角い形が特徴。上に生クリームやフルーツをたっぷりと乗せて食べるスタイルが一般的です。一方、リエージュワッフルは丸みのある形で、ずっしりとした生地の中にキャラメリゼされた砂糖が散りばめられ、香ばしさが際立ちます。私が味わったのはブリュッセルワッフルで、焼きたてのサクサク感と中の柔らかさ、そしてクリームとフルーツの甘酸っぱさがマッチしていて美味しかったです。

また、ブリュッセルは「チョコレートの都」としても名高く、街中には多くのチョコレート専門店が軒を連ねています。グランプラス広場には、ベルギーを代表するブランド「ゴディバ」の本店もあり、人気商品の一つである「いちごのチョコレートがけ」を提供していました。他にもノイハウスやピエール・マルコリーニなど、名だたるブランドが揃っていて、ショーウィンドウを眺めるだけでも楽しめます。

甘いものを味わった後は、歴史的な広場「グランプラス」へ向かいました。街の中心に位置するこの広場には、ベルギーの象徴ともいえる美しい建物が四方に並び立っています。特に、市庁舎の装飾は壮麗で、細部まで緻密に作られており、見応えがありました。

その後は「芸術の丘」に足を運びました。グランプラスから徒歩5分ほどの場所にあるこの丘は、眺めの良いスポットです。周囲には美術館や博物館が立ち並び、丘の上からはブリュッセルの街並みを見ることができます。庭園も整えられていて、とても美しかったです。

夕方にはブリュッセルのパブに足を運び、ベルギービールを楽しむことにしました。種類が豊富で選ぶのに迷いました。名前が面白かったので「ラスタ・トロールズ(Rasta Trolls)」というビールを試しました。ラベルにはトロールの絵が描かれたユニークなボトルで、フルーティーな香りと甘みがあり、味わいを楽しめました。

ビールを堪能した後、再びブリュッセル中央駅へ向かい、次の目的地、オランダ・アムステルダムへの移動を開始しました。

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