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ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、筋肉を動かすための神経が麻痺し、手足が痺れるなどして体が徐々に動かなくなる病気です。

毎年十万人に一人が発病するといわれていますが、原因も治療法も不明の難病とされています。

そして、早い段階で呼吸器に障害が出て、人工呼吸器をつける手術をし、誤飲を防ぐ為、胃に穴を開けてチューブで栄養素を送る手術もされたという、学習院大学名誉教授の篠沢秀夫氏。

寝たきりで、声を出せないという教授にとって、さぞかし辛い毎日を送っていらっしゃるのではと想像します。

しかし、篠沢教授は、起きてしまった病気を嘆くのではなく、今もパソコンを使って自著の執筆やフランス語の翻訳などをベッドのの上でなさり、それが心の支えになっているといいます。

🍀「心の苦しみは語らないことで耐えるしかない」

これが教授が導き出した人生観だったそうです。
 
病名を告げられた時はショックを受けられたそうですが、すぐに心を切り替えたといいます。

入院中、窓外の空を見つめる日々を送りながら、情報のない時代に身の回りだけを見聞して生きていた古代人のことを思ったのです。

明日を憂えるのではなく、
過去を嘆くのでもなく、
いまある環境だけを見つめる古代の心
──それを「新古代主義」、
フランス語で「ネオアルカイスム」と名づけられたのです。

病気になったことを悔やんでいたら、心は沈みます。

いまある姿を楽しみながら前進を続けよう。

ただ前進あるのみ…このように考え、毎日麻痺している指をかばいながら、親指で執筆活動をなさっているのです。

私たちは、寝たきりになっても自分の出来る機能を使って毎日頑張っていらっしゃる人の存在をもっと知り、もっと古代人の心を大切にすべきだと思います。

健康でいられる事に感謝しながら、自分の出来る事を精一杯やっていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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