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人の人生というのは、すべてが「縁起」によって作られています。

縁起というのは、自分以外の因果関係、(人、事、物、現象、神、仏)で組み立てられているがゆえに、自分の思いどおりに自分の人生がつくれると思っている人間は、必ず苦悩するとお釈迦様は仰いました。

実は、自分の思いによって自分の人生をつくっているということは、まったくないのだそうです。

だから、ちょっとでも自分の意思によって自分の人生が成り立っている、成り立たせることができると考えている者は、必ず苦悩する事になると言う。

苦悩の根源とは、思いであるということをお釈迦様は説かれたのです。

お釈迦様は「一切皆苦(いっさいかいく)」と言った。

すべてのことは、みな「苦」である、と。

お釈迦様のいう「苦」とは、思い通りにならないことなのです。

お釈迦様は、目の前に起こることすべてが、「縁」でできているという。

起こることはすべて、自分の力や、努力や、思いや、夢や目標でもなく、すべて偶然に起こる「ご縁」から作られています。

すべてのことは、「自分の力によるものではない」と思うなら、それは「おかげさま」であり「感謝」しかなくなります。

自分が今あるのは、沢山の人や偶然によって存在しているのだと気づき、全てのご縁に感謝する自分でありたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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