「感謝と祈り」第934話

●人間を苦しめるのは不幸そのものではなく、不幸だと思うその考え方自体である

●八十になっても九十になっても、百になっても、人間の成長はこれからだと思います。

これは、医学者として世界的な発見を成し遂げる共に、実体験から紡ぎ出した言葉が、いまなお多くの人々に生きる力と希望を与え続けている京都大学元総長の平澤興氏の言葉です。

名言は他にも幾つかあるのですが、平澤氏は、自分との約束を守り、目の前にある事を最大限の努力でやっていきなさい…と教えてくれます。

そして、何よりも考え方が全てを左右すると断言しているのです。

人様から見て、とても辛いだろうなという状況にあっても、笑顔を絶やさず、楽しみを見つけようと努力する人もいれば、幸せな環境にあっても、まだ足りない.…と不平不満を漏らす人もいる。

どちらが、精神的に成長出来るかというと比べる余地もないでしょう。

ただ、努力という事を前面に出すと、人を押し退けてでも、自分が前に出るといった事を思い浮かべてしまうかもしれません。

しかし、そういう意味ではないのです。

●努力することの本当の意味は人に勝つということではなく、天から与えられた能力をどこまで発揮させるかにある、と平澤氏は述べているのです。

他人と比べるのではなく、昨日の自分を少しでも超えることができるように、心を豊かな方へと向けていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。