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b_mary
「感謝と祈り」第146話
今日は修道女の渡辺和子先生のお話をご紹介します。
渡辺先生は、修道服についている大きなポケットを「神様のポケット」と呼んでいると言います。
挨拶や笑顔を、たとえ返してもらえなくても、傷ついたり腹を立てたりするのではなく、自分から挨拶やほほ笑みをするたびに、神様へお渡しできるものがポケットに貯まっていくと考えるのです。
神様へお渡しできるものをポケットに貯めておいて、一番いい時に一番いい人に使って下さるようにと、神様と約束するのだそうです。
実は、マザーテレサも同じことを仰っていました。
マザーテレサも、カメラを向けられる度に、生涯いつも笑顔の方でした。
でも、それは神様との約束だったのです。
マザーテレサも人間ですから、いきなりカメラを向けられたり、無礼な態度で接する人に、嫌な思いを幾度もされた事でしょう。
それでも、自分がカメラで微笑んだ代わりに、苦しむ人や貧しい人を救って下さいと、神様にお願いしていたと言います。
マザーテレサも、渡辺先生も、嫌な人に笑顔を向ける事は、その人に対して一見笑顔をしているようで、実は神様に向けてなさっていた事なのです。
その話を聞き、私も神様にお返しするものを、心のポケットに貯めておきたいなと思いました。
そうすると、少々嫌な目に遭っても不思議と腹が立たなくなる気がします。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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