「感謝と祈り」第869話

皆さんは、堂々と喋る講演家や、ビジネスパーソンは、「あの人は才能があるから可能なのだ」と思った事はないでしょうか？

しかし、それは違います。
【誰よりも入念な準備】をしているからこそ、人の心を動かす話が出来るのだと矢野香氏はいいます。

「言葉で国民を鼓舞（こぶ）する政治家」といわれた元英国首相、ウィンストン・チャーチル。

しかし、世界を魅了するような政治家でも事前の入念な準備があってこその結果なのです。

「世界のCEOが選ぶもっとも尊敬するリーダー」(2013年PwC Japan 調べ) にも選ばれた、まさに世界のトップリーダーです。

彼は議会の何日も前から想定される野次への切り返しや受け流しなどの練習をしていたといわれています。

実は吃音（きつおん）という発話障害を持っていたともいわれていますが、人前ではまったくその片鱗を見せませんでした。

連日の練習があってこそ、原稿なしで堂々としゃべっているように見えたのです。

「驚異のプレゼン」で聴衆を魅了するアップル創業者のスティーブ・ジョブズも同じです。

彼もプレゼン前は、「何時間も真剣に練習した」とビジネスウィーク誌が伝えています。

例えば、5分間のデモプレゼンを行うために、チームは数百時間の準備を行い、ジョブズ自身も丸2日間のリハーサルを行いました。

その姿は異常なほどだったとされています。

世界のトップリーダーであっても、このような事前の準備と練習があってこそ、自然に堂々と人前で話しているように見えるのです。

話のうまさは、生まれもった才能ではないのかもしれません。

誰でも事前にやるべきことをやれば、必ず習得できる訓練可能なスキルなのです。

いかがでしょうか？
私たちは彼らほど人前で喋る機会はおそらくないでしょうが、どんな仕事であっても、入念な準備と練習があってこそ、うまくいくのだという事を忘れないようにしたいです。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。