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ゆーみんの「希望の扉」第200話

おはようございます。
開運セラピストのゆーみんです。


今日は記念すべき、「希望の扉」が第200話を迎えました。
続けてこられたのも、皆さんのコメントやスキで応援して下さったお陰です。


本当にありがとうございます。
これからも毎日の投稿を続けていきますので、今後とも宜しくお願いいたします。


今日は、 全日空で24年間客室乗務員を務め、天皇皇后両陛下や国賓などトップVIPをおもてなしし、人材育成コンサルタントとして活躍を続ける里岡美津奈さんのお話を紹介します。


気配り、目配り、おもてなしが人間関係でとても大切だというお話です。


チーフパーサーとして活躍していた時代に、里岡さんは忘れられないお客さまがいらっしゃるそうです。


当時、里岡さんにとって、全CAから安全の確認をもらって、滑走路に着くまでにキャプテンにオッケーを出すことが、チーフパーサーとしての離陸前の重要な使命でした。

ところが、あるフライトで一人のCAから全然オッケーが来ませんでした。外を見たらもうすぐ滑走路に着くし、キャプテンからもインターホンで催促されるので、そのCAのもとに行ったんですよ。

そうしたら、ある夫婦連れの女性のお客様がお人形と一緒にベルトをしているのでオッケーが出せませんと。何度説明しても聞き入れてくれないと言うので、どういうふうに説明したのか聞いたら、「緊急の際に危険ですので、お人形は隣に置いてベルトをしてください」と。

私は事の顛末(てんまつ)を聞き、お客様の様子を拝見した上で、こう話し掛けました。

「お客様、本日はご搭乗ありがとうございます。間もなく離陸いたしますので、お子様を隣の空席に座らせて、ベルトをしてもいいですか」と。


そうしたら、その女性は「ああ、いいですよ」と言って、普通にそのお人形を隣に置いてベルトをして、ご自身もベルトをしてくれたんです。

大人の女性がお人形を手放さないというのは異様ですよね。何かよほどの事情があるんだなってことは誰が見ても分かると思います。で、そのCAと私の違いは「お人形」と言ったか「お子様」と言ったかです。

その女性のお客さまは、お子様を亡くされてから、その人形をお子様だと思い、片時も人形から手が離せなかったそうです。

でもご主人から、後日お手紙が来て、「人形」を「お子様」と言ってあげる事で安心して、その後その女性は出かける時は、人形を置いて出かけられるようになったそうです。

里岡さんの気配りが、女性の心を開いた素敵なエピソードですね。
私たちも、咄嗟の時に、その場の状況を見て、気配りが出来る人を目指したいものです。

希望の扉も最後までお読み頂き、ありがとうございました😊

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