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lucid_deer1434
「感謝と祈り」第980話
今日は精神科医、西脇俊二氏の心に響く言葉を紹介します。
西脇先生の元には、人間関係に疲れてしまって疲弊している人が数多く来院されると言います。
そんな時、西脇先生は、「そんなに疲れるなら、用事があると言って、断ったらいかがですか?」と言います。
すると、優しい人や真面目な人ほど、
「嘘をつくって事ですか?」とためらうようです。
どうやら嘘をつく事が悪い事だと思い、いきたくない本心を隠してしまうのです。
すると西脇先生は、「嘘も方便ですよ」と言い、あなたに会いたくない…と本心を伝えるよりも、用事があると言って断った方が、相手も傷つかないから問題はないのだと答えます。
人間には、「嫌われたくない」という思いが根底にあります。
だから気の進まない誘いを断れなかったり、苦手な相手でも無理して付き合ったりするのでしょう。
しかし、個人対個人の関係の場合であれば、相手を傷つけない為の嘘ならば、相手も気にしないし、参加を断ったくらいで嫌われる事はないとの事です。
万が一、それを理由に嫌がらせを受けたり、居場所がなくなってしまうのであれば、そもそもそうした人間関係を続ける必要があるのでしょうか?
良い人をやめてみる事も、自分の精神状態のバランスを取る為にも時には必要です。
自分の気持ちを大事にする事を考えながら、良い人をやめる勇気も持っていたいですね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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