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個人では最年少、フィギュアスケート選手では初となる国民栄誉賞を受賞した羽生結弦さん。

若き一流アスリートの強さの秘密はどこにあるのでしょうか?

羽生さんは平昌五輪の約3か月前に靭帯を損傷する大きな怪我をされました。

直前の大会を治療やリハビリのために欠場していてブランクがあった上に、痛み止めを打たないとジャンプも跳べない状態だったにもかかわらず、勝たないと意味がないとの覚悟で本番に臨み、2位と10点以上の差をつけ、男子シングルで66年ぶりとなる五輪2連覇を果たしたのです。

スポーツキャスターである松岡修造さんが、羽生選手の優勝直後に、「どんなオリンピックでしたか」と尋ねてみると、
彼は、「とにかく捨てて、捨てて、捨てる作業をしたオリンピックでした」と答えたといいます。

一つは、勝つために「技」を捨てたわけです。

羽生さんは世界で初めて4回転ループという大技を習得したんですが、それを封印しました。

もう一つは、自分の「欲」を捨てたと。
彼はゲームが好きなんですが、怪我をしてからそれを一切やめた。あと、彼は「幸せ」も捨てたと言ったんです。

そして、最後に、それではこのオリンピックで何を得たのか伺うと、「幸せを得ました」と羽生選手は答えたのです。


それを聞いて、松岡修造さんは、
人は捨てることによって、掛け替えのないものを得られるんだなと。彼の感性と勝負感覚に感動したと言います。

何かを得る為に、何かを断つ。
我欲を捨てることによって、究極の幸せを人は得る事が出来るのかもしれません。

そんな精神的な強さを私たちは、彼の姿から学ぶ事が出来るし、覚悟を持った人の演技は見るものに感動を与えてくれますね。

捨てるということは勇気が入りますが、
人生の中ではとても大切な事かもしれません。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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