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《人は、弱点や欠点によってさえ助けられる。誰しも一生の間には自分の欠点に感謝しなければならない。》(エマソン)

このようにエマソン氏が言っていますが、果たして自分の欠点に感謝する事が本当に出来るでしょうか?

普通、弱点や欠点は良くないものだと思うものではないでしょうか?

しかしエマソンは、それらに「感謝せよ」と言っているのです。

なぜなら「自慢の種のが必ず災いをもたらすように、欠点が何らかの形でその人の役に立っていないということはない」からだそうです。

確かに、自分は完璧で間違ってないと思い上がると、いつか足元をすくわれ、人に嫌われるという事実もあります。

謙虚な姿勢を保つ為にも、自分の欠点や弱点は必ずその人にとって必要なものだったのかもしれません。

松下幸之助氏は、自分が成功した理由について、次のように述べた言葉が印象的でした。

自分が成功した要因があるとすれば、
「学歴がない」「病弱」「貧乏」だったからだというのです。

普通の人は、この三つがある為に、成功できなかったと言うと思いますが、松下氏は、この三要素があったから、自分は成功出来たというのです。

①学歴がなかったから、自分より優秀な人を採用しようと思ったし、自分も素直に人に教えを乞う事が出来て、努力する事が出来た。

②病弱だったから、優秀な人に仕事を任せる事が出来たし、暴飲暴食をせずに長生きをする事が出来た。

③貧乏だったから、お金の大切さを分かっていて、一生懸命働く事が出来た。

このように考えて、欠点や弱点を強みに変えていったのです。

このよう何事も考え方一つであるという松下氏の考え方は、エマソン氏の考え方と共通しています。

私たちも自分の欠点や弱点を嘆くのではなく、「.…それがあったからこそ、今の自分があるのだ」と気付き、感謝出来るようになりたいですね。

今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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