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ゆーみんの『幸せの道標』第46話

おはようございます。
開運セラピストのゆーみんです。


俳句の世界の正岡子規という人物を、皆様も聞いたことがあると思います。
現実のありのままを見つめ、それを描くという点で「自然主義」と同じでした。

しかし、子規のまなざしは、『ありのままの現実』の暗い部分にではなく、常に明るい部分にのみ注がれていました。


子規は28歳の時、病床を抜け出して一人で奈良に行き、『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』という有名な句を残しています。


子規は、結核菌が肺の病巣に入り込むという難病、胸椎カリエスの激痛に
常時苦しみ、結局35歳でこの世を去りました。


でも、この句を見ても分かるように、その痛み、辛さ、闘病生活ということを何も書き残しませんでした。


この句は、痛みに耐えながらの旅路で詠まれた句とは思えない程、人の心を癒し、和ませるものとして今も多くの人に親しまれています。


病気の苦しさ、痛みを綴ってもおかしくない『ありのままの姿』・・・。
でもそれを表現しても、人の心を人の心を和ませることはないといことを子規は知っていたのです。


皆さんは日常生活の中で生じる問題や暗さを、どのように捉えますか?
そういうことを出来るだけフォーカスしない生き方もあるのではないでしょうか?


「世の中にはこんなに辛い事がある」と、暗い事を指摘する人よりも、
「そんな事もあるよね」と言って、笑顔で淡々と光を投げかけている人の方が、周りを明るくします。


難しい事ではありますが、子規のような明るさで、「晴れたら洗濯物が良く乾く」というような、いい部分に目を見受けられる人になりたいですね。


そんな魅力ある人を目指していきましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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