ゆーみんの『幸せの道標』第87話
おはようございます。
開運セラピストのゆーみんです。
イスラエルのヘブライ大学で言語学を教えている、イタリア系ユダヤ人の
Sさんという人は、20ヵ国語を操る天才です。
歴史にも造詣が深く、何を聞いても知っているという感じで、
本当の天才とはこういう人の事を言うのだろうといった人格者です。
でも、彼の生い立ちは決して恵まれたものではなかったそうです。
彼は幼い頃に両親を失い、養父母のもとで育ちました。
でも、あまりに成績が良かったために、それに嫉妬した養父母の実子が、ある事件の濡れ衣を着せ、その結果Sさんは学校を転校させられたことがあったそうです。
教育熱心な学校から、風紀も良くなく、偏差値の低い学校に転校させられ、養父母の権威を恐れた学校側は、Sさんの為に何も手が打てない状態だったのです。
しかし、学校を去る時に、彼の才能を認めていた一人の教師が、こんなことを言いました。
「これから君は、いい教師に恵まれる可能性は少ないだろう。一人で悩みを抱えながら過ごす事になるかもしれない。しかし、誰にも教えてもらう事が出来なくても、世界には多くの本がある。これからは本が、君の先生だよ。どの科目を学ぶのかも、どの先生に教えてもらうのかも、君の自由だ」
それを聞いて、Sさんは、胸が熱くなったといいます。
誰も味方がいないのであれば、まず本を味方にして自分に力をつけよう。
恵まれた環境がないなら、自分で環境を作らなければならない。
その為に本から学べることを学び切ろうと、彼は図書館に通い詰めたのです。
「自分の見方はすぐ近くにはいないかもしれないけれど、本の中には絶対にいる」・・こう考えると、前向きに色々挑戦していけたといいます。
逆境にあった時に、その逆境をバネにして、不平不満を漏らさず、今あるものに感謝して、常に自分を高める努力をした良い例と言えるでしょう。
Sさんのような素晴らしい方は、自分の逆境を磨き砂とする人なのだと思います。
どんな劣悪な環境でも、自分の勉強は自分ですることが出来るのです。
子供の頃に勉強する機会がなかったら、大人になってから勉強すればいい。
本を先生として、幾つになっても自分を高める人でいたいですね。
人や環境のせいにしないで、Sさんのように常に謙虚に学ぶ姿勢を持ち、
成長し続ける人でありたいなと思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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