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🍀【拍手喝采は人を愚かにする道なり】
(明治時代の作家 斉藤緑雨)

WBCで侍ジャパンを世界一に導き、現在日本ハムファイターズの最高責任者であるチーフ・ベースボール・オフィサーに就任した栗山英樹さんと、栗山さんが尊敬してやまない臨済宗円覚寺派管長の横田南嶺さんの対談でのお話です。

栗山さんは、侍ジャパンを世界一にした事で、ものすごい賞賛を浴び、高評価をもらったそうですが、その時に感じたのは、『ああ、こうやって人はダメになるんだな』という思いだったそうです。

大概人は、褒められすぎると思い上がってしまい、その波に飲まれて失敗してしまうからです。

そして、横田管長も同じような事を仰っていました。

「私が管長になって最初の頃に先代管長から諭されたことは、管長になると人前で話す機会が増えてくるが、「拍手は人をダメにする」ということです。

「拍手されるたびにダメになると思え。手を叩かれるような話はまだまだだ。手を叩くことすら忘れて、思わずその手が合わさるような話をしなきゃいかん」と事ある事に言われました。

そうして、時に自惚れてしまいそうな心を抑えてもらい、今ではとても感謝している…と仰ったのです。

「拍手喝采は人を愚かにする道なり」という言葉がありますが、決して自惚れずに、自分を律することは、とても大切な事だとお二人の話から感じる事が出来ました。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。




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