最短距離を狙わない生き方

(2020年6月のメルマガより抜粋)

「失敗が最大の教師」とよく言いますが、今日の話はまさにそれなので、特別、目新しいことをお話しするわけではありません笑。

最近、ことあるごとに「頭で考え過ぎるよりも心と身体の声をよく聴こう」と発信しています。

そこにアンテナを張っているためか、私がインプットする先からもそんな情報がたくさん入ってきます。

湯本が卒業したコーチングスクールの卒業生が聞けるクラスの音声で「インナーゲーム」の話がありました。

「セルフ2」という非常にパワフルな”無意識”に良い働きをしてもらうには、理屈で理解してわかったつもりになるよりも、実際に自分でやってみて体験・経験から学んでいく。

私は、人の話を聴く時も頭(理屈)で考えすぎず、いくつも体験・経験を経てから”無意識(身体)”が感じることを大事にすることによって、その人の背景にある想いや気持ちを感じ取ることが出来ると思っています。

最近学び始めた「陰陽」の講座でも、講師の方は「わからなくなったら素材をじーっと見つめてください、そうすると自ずとわかってきます」と言っていました。

最初のうちは教科書通りが大切でも、そればかりに頼っていると自分で考え・決断し・軌道修正するチカラが養われないということ。

とても強く共感しました。

そう、現代の「効率化」社会では、「時間」って貴重な資産ですし、「ムダ」や「非効率」は嫌われます。

ハイ、私も忌み嫌ってます(笑)

先週から始まった分散登校でようーーーーーやくできたママのわずか数時間の自分時間。

その貴重な2~3時間に集中してやりたいことをするために、効率的に時間を使うために、事前にやれることを終わらせ、行動はすべてスピーディに!

結構パタパタしています。

これはもともとの私の特性でもあるのですけど(笑)

そんな現代社会では(私も含めて)、「最短距離」「最短時間」でゴールにたどり着きたいと誰しもが思い、最初から「正解」を求めて、誰かに教えてもらいたがったり、失敗を恐れたりするものです。

言ってみれば「~~コンサル」も「~~アドバイザー」も「~~教室」も「~~塾」も最短距離で成功することをビジネスにしているところ。

もちろん時間は有限なので、専門家の意見を取り入れることで出来るコトの幅が広がります。

でも「正解」を提示してもらって、その通りに生きるのと、自分で模索してゴールにたどり着くのとでは、自分のモノとして得られる感覚や嗅覚のようなものが全く違ってきてしまう気がします。

いや、これ完全に私自身が自戒を込めてなんですけどね。

最近、台所に立つことが多く、料理や米粉などのオヤツづくりをする中で「レシピ通りにしか作れない自分」をちょいちょい感じます。

素敵な料理家さんたちは、何度も失敗をしながらも探求し続けて、より身体によい素材で美味しいものをつくりあげていっているように感じます。

牛乳を豆乳に替えたり、砂糖を甘酒に替えたり、ちょこっとしたところは自分でアレンジすることはあっても、粉の分量を変えたり、水分量を変えたりして色々実験してみるというところまではしてなくて。

失敗を恐れているなぁ~、効率的に作ることに執着してるなぁ~と感じること多々です。

ファスティングを通じて、食生活についても学びを深めて、「正しい」食べ方についての知識も増えてきているのですが、これさえも、たまには「まちがえた!」「やっちゃった!」という時もあってもいいんじゃないかなと思うんです。

食べ過ぎたり、あまり食べない方がよいものを食べてしまったり、そうするとちゃんと身体が反応してくれて、そこにちゃんと気付いてあげてそこからまた始めればいいわけですから。

完璧じゃないからこそ「生きている”ヒト”の人生」ですものね。

「間違えた」時にそこで何を感じ、何を学び、その後どうするか。

だから・・・

間違えたってイイじゃない

回り道したってイイじゃない

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