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Under control

 今日は、過去に仕事でオーストラリアに行って気になったことを一つ取り上げて書いてみようと思う。それが「Under control」という表現だった。具体的な使われ方としては作業に取り掛かる前などに安全上に問題がないか?仕事の進捗で自分1人では対処できない状態になっていないか?というときに度々「Is it under control?」と現地のスタッフが声をかけて下さり、気に掛けてくれた。

 何故か、この表現が心に残っていて気に入った。
直訳すると「そのものごとは、制御できる範囲にあるか?」という意味合いになるかと思う。こう聞かれると自分としては「自分が制御できる範囲 と 制御できない範囲」を先ず頭の中で考える機会を得ることができた。そして、それが範囲内であれば「Thank you! I can handle it!(ありがとう!自分で対処できます!)」範囲外であれば「I need your help.(助けが必要です。)」といった建設的なコミュニケーションができた。

 日本語でも「大丈夫?」とか「上手くいきそう?」と声かけすることはある。これらとの違いはなんだろう。そう考えると、聞かれた言葉から素直に脳が思考を始めると日本語だと「大丈夫である・上手くいきそう」か「大丈夫ではない・上手くいきそうにない」かを考える運びとなり「自分が制御できる範囲 と 制御できない範囲」を意識することなくなんとなく自分のフィーリングだけで答えてしまっている自分がいたような気がした。

 なにごとにも、「自分が制御できる範囲 と 制御できない範囲」があるとは思う。「自分の制御できる範囲を広げる」という考え方もあると思うが、自分の時間など限られたリソースを「自分の制御できる(影響を与えられる)範囲」に集中して良い結果を生み出していきたい。改めて、そんなことを感じさせてくれた出張であった。

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