チェルノゼム Schale4 舞台『銀河鉄道の夜』
弾丸日帰りで、仙台まで観に行って参りました。
初チェルノゼム。
本読む習性が無かったので原作未読のまま。
けれど(ほぼ)真っ更な状態で観れて良かったのやも知れません。
小濱さんの前説、柔らかだけれども聞き取り易いお声も、色々な方面へのお心遣いも心地良い。
今回、苗🌱券(苗を植えて育てるように、若手の観劇体験・団体を応援するチケット)の仕組みも活用されてて、「今の学生さんたちは、自分の頃よりも大変」と仰ってるの、本当にそうだよなぁと。
今まで数字として頭では理解していても、どこか他人事だったものが、一気に身近に感じる事が出来ました。有難うございます。
作品で印象に残ったのは、旧Twitterでも呟いたけれど、以下の辺り。
鳥捕りのシーン
シルエットと効果音だけで何が起こってるか想像出来過ぎちゃって、飯沼さんが正面に振り返る時めっちゃ身構えた😅
生きる為に食物を得るには「手数が掛かる」んだよね。
カムパネルラの父
武長さんの表情と佇まいからカムパネルラのお父さんの哀しみが痛い程伝わって来て涙した。
先日見た『デカローグ』1「ある運命に関する物語」で息子を水難で亡くした父親の哀しみに打ちのめされたのも思い出しちゃって余計に。
ラストシーンでカムパネルラに上着を着せる手の優しさよ…😭😭😭
武長さん、本当に良い役者さんである。
「星めぐりの歌」
アカペラの「星めぐりの歌」の歌声が美し過ぎて震えた。
天上からの声の様で、 銀河鉄道から降って来たのかなと思った。
旧Twitterでは「私の手の中にもまだ『何処へでも行ける切符』は有るのかな。」と呟いたのだけど、その後青空文庫で原作を読み、台本を購入して更に確認したところ、「どこでもかってにあるける通行券」「どこまでだって行ける切符」と書いてあった。
ま、意味としては間違ってないだろう、と思っておく。
そして青空文庫の原作を確認して、鳴呼、本当に、このチケットは「どこまでだって行ける切符」だったんだ、と思わず涙が溢れた。
ドユコト?と思われた方は、コチラの「九、ジョバンニの切符」の記述をご確認ください。
最後に。
タイトルのロゴがめっちゃ、めっちゃ、めーーーーっちゃ!好みです!!
カズコ、やるなぁ!
⇧この意味を知りたい方は、コチラの記事をご参照下さい。
読んでもサッパリ分からないかもですけど^^;
チェルノゼム Schale4 舞台『銀河鉄道の夜』
会場:せんだい演劇工房10-BOX box-1
上演期間:2024年6月14日(金)~23日(日)
上演時間:約90分
公式サイト:https://chernozem88.jimdofree.com/