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#豊岡演劇祭2024 『銀河鉄道の夜』

6月に仙台で脚色・構成・演出 小濱昭博さんのチェルノゼム版『銀河鉄道の夜』を観た。

8月から9月にかけて、『朝日のような夕日をつれて2024』を、東京と大阪で合計3回観た。

そして一昨日、豊岡演劇祭2024にて、青年団の『銀河鉄道の夜』舞台手話通訳付き公演を観た。

舞台芸術の鑑賞者が何を受け取るかは、表現者側が「何を伝えようとしているのか」に依る部分も大きいと思うけれど、受け取る側の経験、知識、その時々の状態によっても変わると言うことを、同じ作品を原作とした2つの異なる舞台を、間に他の作品の観劇経験も挟んで観て、しみじみ実感した。

チェルノゼムで受け取ったものは、こちらの記事に書いたけれど、今回観終わって直ぐの感想は「人は所詮一人なのだよ」、と言う、なかなか救いのない?感想で。

改めて振り返ると、賢治はカムパネルラで、たくさんのジョバンニに「どこまでだって行ける切符」を渡してあげたくてこの物語を書いたのかな、と思ったんですよね。

小濱さんも、たくさんのジョバンニに「どこまでだって行ける切符」を渡そうとしてるのかな、なんて思ったりもしてね。

私は誰かに「どこまでだって行ける切符」を渡せているのかな?
渡そうと、努力出来ているのかな?


青年団 『銀河鉄道の夜』舞台手話通訳付き公演
会場:江原河畔劇場
上演期間:2024年9月14日(土)~15日(日)
上演時間:約65分



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