自己愛が足りないあなたに贈るKPOPソング / ITZYの달라달라

初めまして、春と申します。

ドキドキの初投稿。

早速ですが、KPOPを追ってかれこれ8年過ぎの私が、最近衝撃を受けた1曲について語りたいと思います。

今年の2月にデビューしたガールズグループ・ITZY（イッジ）の달라달라(違う違う)に、聴けば聴くほど引きこまれるのです。

サウンドやダンスはキュート＆パワフルで、KPOP新人ガールズグループ全開の仕上がり。そこに新鮮さは全くないのですが、なんといっても歌詞が良い。

「恋愛なんかにこだわらない。世の中には面白いことがいっぱいあるから」

「あなたの基準に私を合わせようとしないで。私は今の私が好き。私は私」

「他人の視線は重要じゃない。私のスタイルがいい。それが私だから」

「私は何かが違う」「私は特別だから」

などなど、清々しいほど自己肯定感が爆発した歌詞が続いていくのですが、自信に満ちあふれてる理由は“私だから”という、なんとも感覚的なもの。

今やKPOPを代表するグループ・BTSが昨年の8月にリリースしたAnswer: Love Myselfという曲では、

「自分自身を愛すことでさえ、誰かの許しが必要だった」

「多分誰かを愛することよりも、もっと難しいことは自分自身を愛することだ」

と歌っているのに、ITZYの달라달라では無条件に自分を愛しています。

KPOPの歌詞で「私が特別」なことにはいつだって理由があって、かの有名なガールズクラッシュソング・2NE1の내가제일잘나가（私が一番イケてる）では、

「男たちは振り返り、女たちは真似をする」

ほどだから私は特別と歌っているのに、ITZYの달라달라では「美しいだけで魅力のない人たちと私は違う」「私は何かが違う」と特別である理由が、理由になっていなくてもそれでいいのです。

誰かと比べる必要もない、自分を好きでいるのに理由もいらないと歌うITZYの달라달라は最高のガールズクラッシュソングだと私は思います。

ここ最近の一番のガールズクラッシュソング”輝くソロ”よりも。笑

SISTARを筆頭にセクシーコンセプトのガールズグループで溢れかえった時代が収束し、TWICEをはじめとするキュートコンセプトのガールズグループが飽和状態にあるKPOP。

そして今、BLACK PINKを筆頭にガールズクラッシュコンセプト旋風が巻き起こりはじめています。

“男性より女性ウケを狙う”時代へ。KPOP界はいつだって革新的で、まだまだ飽きそうにないです。