【考察1】折田さんのバーキンは承認欲求なのか?
最近、世間をにぎわせている折田さん。
ノートの記事は、元より、バーキンをPRする姿は、承認欲求だと叩かれており、折田さん、承認欲求とググると結構記事が出てくる。
私も女性だから、バーキンを買う生活を1階でもいいからしてみたいし、いいなぁとは思う。というか、若くてキラキラして、可愛くて、お金持ちで、成功してて、思い通りの人生を生きているような姿が、なんだかいけすかないとも思う。
あの投稿を見て、同じことを思わなかった人は逆に何人いるのだろう。つまり何人がいいねしたのかなあってことだ。
と思って、例のインスタを見たんだけど、リプ欄はいいねと大絶賛の嵐!
ここが女性の不思議だなと思う。
とは言え、あれらの行動は承認欲求なのだろうかと言うのは、私がちょっとした抱えた最近のモヤモヤである。
折田さんほどの成功を歩んでいる女性が、一般人が到底味わえないようなラグジュアリーな生活を投稿していいねをもらうことくらいのことに面白さを感じたりするのだろうか。彼女と一般人の買い物力を比べてしまえば、小学校1年生と中学生位の差があると私は思っている。
まず、普通の人にバーキンは買えない。学年で1人買える人がいるかいないか位のレベルの代物ではないだろうか。だって、何百万もするバック買う?車変えちゃうよ?
あと普通の人は、そんなに頻繁にラグジュアリーなホテルにも行かない。ホテル代が高騰している今、たいしたことないホテルだって1泊20,000〜みたいな状態になっている。ラグジュアリーなホテルだと100,000位してしまったりするから、それを家族で行くと2〜300,000円は行ってしまうんじゃないだろうか。
一般の人にとっては、多分それってハネムーンレベルの話じゃないでしょうか。それをさもまた言っちゃったと言う感じで通常運転で投稿するのだ。
後は普通に着ている洋服の仕立てが良い。普通に見て数十万円はするものだと思うし、多分、海外ものだったら2桁万円位のものなんじゃないのかなあ。
普通の人がちょっとお金を叩いて、沖縄のちょっと良い1泊50,000(1人)のホテルに泊まれて、ヒャッホー投稿している間に、彼女は、今日も総額何十万のコーディネートで、1泊100,000のホテルに今日も行っちゃいましたと投稿できるのだ。まさに能力値に小学1年生と中学生位のひらきがある。
なので、私がもし中学生の立場だとしたら、小学生相手にそんな投稿してもつまらないなぁと思ってしまう。だって何投稿したって凄いんだもん。
中学生が小学生相手に腕相撲に勝ったところで何か嬉しいだろうか?「鶴亀算なんてやってるの?私は関数使っちゃうけどなぁ。」と自慢したところで、虚しくなってしまわないだろうか。
なので思った。折田さんのバーキン自慢は、単なる承認欲求では無いのではないのだろうか。力のあるものが庶民には及ばない。ラグジュアリー投稿をしたところで、反応の多様性もそんなにないだろうから、退屈に感じないだろうか。
私だったら、ありがとうと言うコメントをただただ返すことに何の生産性も感じないし、ただただ同じようなお礼の言葉を返し続ける行為の要素だけを考えれば、レジウチバイトや山パンバイトとおなじものを感じてしまう。
そんなものを刺激的な毎日が、好きな折田さんが好むだろうか?
彼女には承認欲求とは別の何かがあるんじゃないか。私はずっとそんなことを考えていた。(仕事しろ)
いくつかの仮説がある。
これは、インスタに生息する女性特有なものだが、ナルシシズムであるという仮説。
つまり、投稿することによって、自分を見てもらえると悦に入るような脳内伝達物質が放出され、それがただただ気持ち良いから、続けてしまう依存のようなものだ。承認欲求との違いは、承認欲求が、投稿する行為よりも、いいねをもらうと言う事象に重きを置かれることに対して、ナルシシズムは、投稿する行為そのものに重きが置かれるところにあるんじゃないかと思っている。
つまり、承認欲求が投稿よりもいいねをもらうと言う結果に左右されると言うものに対し、ナルシシズムは投稿すると言う時点で既に結果が完結してしまうのだ。
それはどちらでも良い話なのだが、折田さん始め、女性たちが息をするように自分と言うログを取り続ける行為にいつもなぜだろうと思っていたのだが、ナルシシズムの充足を目的とするのだと仮定すれば、なんとなくうなずけるものもある。
これは現代病と言われるのかもしれないが、私からしてみると、なんとなくこれって遺伝的なものが関係してるんじゃないかなぁと思う。
子供を見ているとわかるのだが、生まれつき引っ込み思案の子もいるし、生まれつき目立ちたがる子もいる。私はどちらかと言うと引っ込み思案な方だったので、目立ちたがるこの気持ちが全くわからなかったのだが、生まれつき目立っている方が快適さを感じれるからやっている行為であろう。
私は逆に、裏で絵を描いていたりする方が好きなのだが、逆にその方が苦痛を感じる人もいるだろう。日本人でこの割合はどのぐらいなのかはちょっとわからないけれども、多分遺伝的傾向が関係してるんじゃないかなぁとは思っている。
なので、多分折田さんの親御さんやおじいさん、おばあさんの代でナルシシズムが高めの人がいるんじゃないんだろうか?
で、話が結構雑多になっちゃったんだけど、単なるナルシズムが高い人と言うところで、息を吸うようにやっていると言うのは、1つの仮説。
2つ目は、まぁ単にPR会社だけあってタイアップしてるんじゃなかろうか?つまりお金が絡んでる案件ってこと。ホテル側やレストラン側からしても、今輝く女社長でそれなりにフォロワーがいるプロにPRしてもらえるんだったら、まぁいいかなぁと言うところではないだろうか。折田さんの産前の頃の投稿を見てみたのだが、写真のクオリティーが今よりも結構低い。多分普通にスマホで撮ってるだけじゃないかなぁと思った。
ところは、産後位の投稿だろうか、写真のクオリティーがグッと上がっているのだ。いくらカメラの性能が良くなったといっても、こんなにきれいに撮れるもんなんだろうか。乱れのない服や、髪の毛を見ても、これ多分カメラマンが入ってるんじゃないのかなあと思った。今やココナラなどで安いカメラマンにとても安い金額で入ってもらえたりもする。
妊娠中や育休中に、インスタをインフラとしたタイアップにも力を入れていこうと考えたのではないだろうか。ママタレ的な属性も手に入れたことにより、PRの幅がより女性向きになってくるし、メリットは大きい。
3つ目の仮説として、これほんとに私の独自の考えなんだけど、承認欲求ではなく、その1段上の自己実現欲求なのではないだろうかと思った。
とは言え、ちょっと自分もまだ意見がよくまとまってなくて、自己実現欲求をどのように解釈しようかと言うところではあるのだが、人間人から認められて、心も重速させることができると、1段上の自分を理想の人間にしようとするモードに入る。んで、ちょっとした成功者が手にできる贅沢をある程度の自由差で手に入れることができると言うだけで、もう日本人の5%以内には入っていると思うのだが、それが女性が入っていると言うことがやはりすごいのだと思う。
子供を産むと、特に労働に関する時間が制限され、成功を手にしにくくなるのは、Mamiトラックという言葉が発生していることからも伺える。成功している女性の子育てとの両立のストーリーはそんなに甘くは無い。
それを自身の力で乗り越えた森田さん。私はそんな彼女だから、ちっぽけな承認欲求位でインスタをやっているとは思えないのだ。(まぁタイアップはあるでしょうけど。)そこは、マズローの5段階欲求の4番目の承認欲求ではなくて、もう5番目頂点に立つ自己実現欲求の範疇に入っているのではないかと思う。
ただ、自己実現欲求だと、理想の自分を作るみたいな状況になってしまうのだが、私はそこももうちょっと違うかなと思ってて、ボランティア精神というか、自分を鏡にしたいみたいな上級ナルシシズムみたいなものなのか、そういうものは感じていて、何が言いたいかと言うと、女たちを私みたいになろうよ、と言う啓蒙をしているのではないかと言うことだ。
女に生まれると、仕事の世界で生きていくのは本当に大変だ。特に公共事業のようなところに絡んでいる折田さんの会社。コネクションをつくるのも大変だったのではないかと思う。そういった意味で「自分を褒めてあげたい」と言っている彼女のインスタの文章に頑張ったねと言ってあげたくなる気持ちもある。(予想で言っててすいません。)
折田さんの周りでも諦めてしまった女性はたくさんいるだろう。眺めの良いホテルのバルコニーでシャンパンを開けながら、女性への立場の弱さから、負けていった同僚たちの姿を想い、心を痛めていたかもしれない。同時に、私が頑張って彼女たちの道を開きたいと思っていたかもしれない。
そして、ラグジュアリーな投稿。私のように頑張ろうよ。そしたらキラキラできるよ。一緒にシャンパン飲もうよ。
そんな思いが、なんとなく、あのバーキンの写真から感じられてしまうのだ(わたしだけ?
そうなのだとしたら、これは承認欲求なのではなく、自己を象徴化したいと言う類の自己実現欲求なのではないだろうか。女性へのエールと言う意味での。
エベレストを登頂した登山家が、登頂成功後、旗を立てるように。
戦国武将が、刈り取った敵の首を高く掲げるように。
彼女は、パーキンと言う写真を掲げて、女たちに見せつけたのだ。
私のようになれ。女たちよ、戦え。
決して負けるな。
それは、群雄割拠のビジネスという戦場を女ながらにして勝ち続けた1人の女武将の物語の記録なのである。
彼女は、たくさんの女落ち武者たちを見てきた。その無念さを話すべく、今日も戦うのだ(ろうとおもう)。