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エゴや執着などのネガティブな感情はそこに発生する感情を感じてから手放す

手放しの極意 〜感情を感じることの大切さ〜

*2023年10月1日配信分


本日は「手放し」についてのお話です。

以前も何度かお伝えしている内容なのですが、昨日「執着」についてお話しした際に、大切なことを伝え忘れていたなと思いまして。
そう、「感情をちゃんと感じる」ということです。

改めて、上手な手放しの方法をお話ししようと思います。


不安やモヤモヤが湧いてきたとき

日々、皆さんにこうして発信しながらも、わたし自身も「とほほ…」と思うことがあります。
本日も、ふとした瞬間に、不安やモヤモヤがむくむくと湧いてきてしまいました。

いわゆるネガティブな思考、感情、エゴですね。

手放すとき、どの学びの先生も口を揃えてこう言います。

「感情を感じてから手放しましょう」

…でも、正直なところ、わたしはずっと思っていました。

「どうして手放すだけじゃダメなの?」



感情を感じることが必要な理由

先日、学びの先生に聞いてみたんです。

「どうしてエゴ(自我)を手放すときに、感情を感じなきゃいけないんですか?」

すると、こんな答えが返ってきました。

「感情を感じないと、意識できないから。認識して、ちゃんと受け止めてからでないと、本当の意味で手放せない」

確かに、エゴという頭の中のおしゃべりは、ほとんど無意識です。

過去の辛い経験を元に、「ほらほら、またこうなるよ」と悪魔のように囁いてきます。そして、その声に引っ張られて、不安や不足感に囚われてしまうんですね。

これって、部屋の中を飛び回る羽虫みたいなもの。

手で払いのけても、またどこかに飛んでいく。

でも、ちゃんと捕まえて、「ああ、虫だったのね」と認識し、「わたしは部屋に虫がいるのが嫌だ!」と感じて、窓の外に放してあげれば、もう目の前を飛び回ることはなくなる。

これと同じで、

「認識して、受け止めて、手放す」

このプロセスが大事なんですね。



自分のパターンに気づくこと

エゴや感情、そして思考には、それぞれの「癖」があります。

だからこそ、感情をしっかり感じることで、「またやってるな」と気づくことができる。

すると、どんなときに自分が苦しくなるのか、そのパターンが見えてきます。
そして、気づいて捕まえられるようになれば、あとはその繰り返し。


ほとんどの人が、同じパターンで苦しんでいるんです。

心理学では「インナーチャイルド」と呼ばれるものがあります。これは、子どもの頃の自分の心のこと。

大抵の場合、子どもの頃に何度もハートブレイクを経験していて、それが今の苦しみの根っこになっています。

実は、出産の瞬間、母親から生まれ出て自発呼吸をする時点で、「母との分離」という最初のハートブレイクが起こっているそうです。

そう考えると、「対処するの大変そう…」と思うかもしれません。
でも、よく考えたら、全部「自分の中」にあること。

誰かを変えなきゃいけないわけじゃなく、自分の中にあるものなら、すべて自分で改善できる!

そう思うと、「なんだ、よかった!」ってなりますよね。



不安やモヤモヤは無くならない。でも大丈夫。

不安な気持ちやモヤモヤする嫌な気持ちは、絶対になくなりません。
なぜならモヤモヤの元は「記憶」だから。

だって、わたしたちは「喜怒哀楽」を感じるために、この世に生まれてきたんですから。

だから、これからもモヤモヤすること、チッと思うこと、いろいろ出てきます。
モヤモヤの元も記憶ですから、無くならないんです。

でも、この「エゴと感情の手放し方」を知っておけば、不安な気持ちを引きずらずに済みます。



すべての根っこは自分

大切なのは、くさらないこと。あきらめないこと。めげないこと。

手放すことを続けていれば、心の筋力がついて、いつでもすぐに
「あー、また出てきたね」と対処できるようになります。

仕事でも、パートナーシップでも、どんなときでも。

洋服にちょっとゴミがついたら、パンパンッとはたけば取れるように。
エゴも執着も、辛い感情も、手放せるようになります!



さいごに 〜わたしの気づき〜

わたしは昔から、自己主張が強い人が苦手なんです。

ネットを見ていても、他人の発言にモヤッとすることがあります。
「この人は気持ちよく言いたいことを言ってるけど、相手の気持ちは考えないの?」

…なんて、思っちゃうんですね。

でも、よくよく考えてみると、これはわたし自身の「理想の世界像」が投影された「シャドウ」なんです。

「世の中、気持ちのいい言葉で溢れてて、誰も傷つかないのがいいな」

そう思うからこそ、モヤモヤする。

この気づきがあるだけで、「わたしの内側は幸せなんだな」って、改めて認識できるんですね。

とはいえ、わたしも人間。

占星術的にいうと、火星(情熱と戦いの星)が一番闘志が燃える牡羊座にいるので、実はめちゃくちゃ負けず嫌い。

…つまり、喧嘩っ早い部分もあるんです(笑)。

だからこそ、モヤモヤしたときには、ちゃんと反省しながら、注意しながら、でも「やっぱり優しくてゆるい世界が好きだな」と思うんです。

みなさんも、モヤモヤや不安が出てきたときは、ぜひ「認識→感じる→手放す」のプロセスを試してみてくださいね。


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