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執着を手放すと得られるもの

執着を手放すと、新しい世界が広がる

*2023年9月25日配信分
今日は「執着」についてお話ししたいと思います。

執着とは何か?

執着という言葉、日常生活ではあまり使わないかもしれませんね。
でも、心理学を学んでいると、この言葉はよく出てきます。

わたしのイメージでは、執着とは「自分を『不足』や『うまくいくはずがない』という世界に繋ぎ止める接着剤」のようなものなんです。

ネガティブな感情に留まらせてしまう、まるで「何とかホイホイ」みたいな存在。

恋愛や仕事、人間関係、モノへのこだわり……執着は、さまざまな場面で私たちを縛ってしまいます。


恋愛における執着

たとえば、恋愛でよくあるのが「この人と別れたら、もう次の人は現れないかもしれない」という気持ち。

純粋な「好き」ではなく、「一人になるのが怖い」という感情が先行している状態ですね。

これは、相手そのものではなく、「恋人」というシンボルに執着しているとも言えます。

また、これには「サンクコスト効果」も関係していることがあります。

サンクコスト効果とは、すでにかけたお金や時間、労力を無駄にしたくないという気持ちが強くなり、冷静な判断ができなくなること。
恋愛でも、「ここまで頑張ったのに手放すのはもったいない」と思ってしまいがちですよね。

でも、それで苦しくなってしまうのなら、その執着が本当に必要なのか、一度考えてみてもいいかもしれません。



仕事やモノに対する執着

仕事においても、「この職場を辞めたら、次の仕事は見つからないかも」と思って、辛くても辞められない……。

または、家の中にモノが溜まっていくのも、「また買うのは大変」「せっかくもらったから」などの執着が原因だったりします。

でも、家は物置ではないし、持ち続けることでかえってエネルギーが滞ることもありますよね。
不要なモノを手放すことで、新しいものを迎え入れるスペースが生まれるんです。



罪悪感という執着

意外なことに、「罪悪感」も執着の一種なんです。

「わたしってひどい人間かも」「こんなことをしたらダメだよね」と、自分を責め続けること。

どんなに周りが「大丈夫だよ」「そんなことないよ」と言ってくれても、自分自身が「いやいや、わたしはダメな人間なんです」と思い込んでいる。


実は、この罪悪感にしがみつくことで、自分を否定する状態に執着してしまっているんです。
でも、その奥には「誰かを幸せにしたかった」「助けたかった」という愛の気持ちが隠れていることが多いんですよね。



執着を手放す方法

じゃあ、どうやって執着を手放せばいいの? と思いますよね。

簡単な方法の一つが、頭の中で
「今の、なしでお願いします」とつぶやくこと。

あるいは、不要な思考を紙に書き出して、それをグシャグシャにして捨てるのも効果的です。


執着を手放すと、新しいものが入ってくるスペースができます。

両手に何かをぎゅっと握っていると、新しいものを持つことができませんよね?
それと同じで、不要なものを手放せば、もっと素敵なものが入ってくるんです。



まとめ

執着を手放すことで、心が軽くなり、新しい世界が広がります。

「もう手に入らないかも」と思うのは、エゴの囁き。
執着に気づいたら、「あー、また不足感から来る思考のゴミが出てきたな」と思って、手放す意識を持つことが大切です。


日本人って「なんとかなる」精神がある民族です。
でも、一人で頑張ろうとすると行き詰まってしまうことも。

だからこそ、必要なときには「助けて」と言ってみる。手放すことで、新しい流れがやってくる。

心と部屋はつながっています。

執着を手放して、軽やかに生きる。その先には、もっと自由で幸せな世界が広がっているはずです。

みなさんも、少しずつ手放しながら、新しいものを迎え入れる準備をしてみませんか?


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