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【154】安いものを売らない
以前投稿した
『コーラを1本1,000円で売る方法』では
セラピストになる前から叩き込まれた根性論のような
私のビジネス観の根源を10項目お伝えしました。
10項目の詳細をお伝えするシリーズ。
今回は
⚫︎安いものを売らない
についてお話したいとおもいます。
このお話、正確には
「安いものを売らない」ではなく
◆「安さだけ」をウリにしない
です。
【予算に合わない高いものを売りつける】とか、
【お店で売っている低価格のものは販売しない】という訳ではありませんので、悪しからず。
今回の記事は
『価格が安い物を仕入れたり、値引きをしないとお客様が離れていくんじゃないか』
と不安な方にぜひお読みいただきたい内容です。
◆「隣の駅に行けば20%オフで売ってますよ」
私が働いていたスノーボードショップでは、基本的に商品を一切割引せず、全て定価で販売していました。
(量販スポーツ店では、最初から割引をして販売しているお店も多いのです。家電量販店みたいに。)
フラっとお店に入ってきた方から
「スノーボード始めたいんですけど、なんかボードありますか?安いヤツで…。」
と尋ねられると、
●ひとまずスノーボードの価格の違いや性能を説明し
●これから御自身がやりたい事等をヒアリングし
(大体の方が「モテたい・彼女にカッコ良い所を見せたい・モテたい・モテたい」でした)
●スノーボードが上達するとどんな楽しい事が待ち受けているかを話し
●一緒にテンションが上がり
その上で
「ウチで販売しているボードと同じものが、隣の駅の量販店に20%オフで売っていますよ」
と伝えていました。
同じものを買うなら、安く買えるに越したことはないですからね。
わざわざ同じものを、高い値段出して買う必要はありません。
ただ、「買う」だけならね。
◆モノを買って終わりにしてはいけない
私が働いていたスノーボードショップでは、お客様が本当に納得して満足して購入されるまで
何時間でも何日でも何回でも
商品の説明や 遊び方、乗りこなし方、
メンテナンス方法や天気図の見方、山の選び方等まで
とことんお客様に寄り添ってコンサルティングしてきました。
「今日はこのボードについて聞きたい事があってきました。トコトン教えてもらっても良いですか?」
とお昼の12時にお客様がご来店されて20時に帰っていく・・・
そんな事もザラにありました。
スノーボードを購入して終わり。
ありがとしゃーした~!!
さ、次のお客様!
ではなく、
何人でも何時間でも何日でも何回でも。
そのスノーボードがお客様の人生を変える1本の板になるように、相当熱意を込めて接客しました。
◆モノを買ったところから関係が始まるお店。
「このボード、気になっているけどどういう乗り心地?」
「あそこのゲレンデってどんな所?」
「一緒に山に行く仲間がいない」
とお客様から言われると、定休日にお客様たちを集めて、試乗できるボードを持って一緒に山に滑りに行き。
(毎週水曜日は皆で滑ろうDAY)
「スノーボードのメンテナンスって必要なの?山から帰ってきたらそのまま放置なんだけど」
という声を聞いたら『スノーボード講習会』をスタートし。
(スノーボードが滑る原理/メンテナンス方法/道具の選び方)
「一人きりのクリスマス・・・年越し・・・ムリ・・・」
という声が多いと『年末年始 年越しツアー』を企画し。
(貸切バス、ホテル団体予約、現場交渉が得意になりました)
「由美ちゃんのお店でスノーボードを買うと、スノーボードだけじゃなくて人間関係が豊かになる。人生変わった」
と常連さんから言っていただく事が増え、お店の枠を超えてお客様同士が繋がり、関係が深まりました。
お客様同士で仲良くなり、結婚したカップルも何組かいて(!)
結婚式にお呼びいただき「2人が出逢うキッカケになったスノーボードショップ」と紹介していただく事もあり、この上ない幸せを感じました^^♡
◆同じモノを買うなら「ココ」で買いたい
前述した
「ウチで販売しているボードと同じものが、隣の駅の量販店に20%オフで売っていますよ」
と伝えたお客様は、
1度隣の駅の量販店で20%オフのボードを購入されましたが、そのシーズンが終わった後
「滑り終わった後のボードのメンテナンス方法が分からないし、ココの方が皆と滑りに行って上達して楽しそうなので、今後はココに通っても良いですか?」
と、ボードをメンテナンスに出しがてらお店に戻ってきてくれました。
そして常連さんになり、他のお客様をまとめてくれる存在になりました(笑)。
◆値段だけではない魅力をつくる事に注力する。
自分が情熱を注いでいる事には、一度とことん向き合って勉強してみる。
のめりこんでみる。
そして、それをアウトプットしてみる。
惜しげもなく、他のスタッフやお客様に目をキラキラさせながら勉強した事を話してみる。
すると、聞いている相手も楽しくなって「この人は本当に楽しそうに仕事をしているなぁ、この人と仲良くなりたいな、応援したいな」と思うようになります。
「あそこに行けば元気になれるし、いつも有益な情報が得られる」
と、アナタに会う事がお客様の楽しみになっていきます。
それはモノを買うだけの楽しさより数倍価値があるもの。
モノの値段だけでない、アナタが持っている魅力に価値を見いだせるようになるのです。
◆セラピスト業にあてはめると
スノーボードショップでは販売するもの(スノーボード)がありましたが、リラクゼーションサロンでは販売するものがありません。
まさに、セラピストそのものが価値のある商品なのです。
接客
技術
おもてなし
空気感
環境
お客様に笑顔になっていただくためには、安さだけを追求するのではなく
まずは自分の価値を高めること。
そうすれば、何年も良い関係が続けられるようなお客様が確実に増えます。
想像するだけで楽しいですね^^
自分の価値を高める。
そのために、アナタは何をしていますか??
次回は都築流、セラピストの価値の高め方 をお伝えします。
できれば今日中に!!
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セラピストにとって大事な事をギュギュっと詰め込みました
登録月の記事から読み放題になります。 接客や技術、モチベーション維持の方法などの知識を入れたいリラクゼーションセラピストさんにピッタリ。 …
神様のようなアナタ…🥺ありがとうございます! これからも楽しい記事を発信できるように有意義に使わせていただきます❤︎