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【142】「苦手なお客様」の対応方法①

「苦手なお客様を担当する時って、緊張してしまっていつもの感じが出せない(お得なカードや次回予約の提案もできない)んです。」

「都築さんは苦手なお客様にどう接していますか?」

沢山のセラピストさんから、このような質問をいただきます。

本来だったら、どのお客様に対しても同じように穏やかな気持ちで接したいし、お客様にも穏やかな気分になっていただきたいですよね。

皆さんそれだけ、色んなお客様と日々真剣に接しているんだな、と思います😊


この質問を戴くたびに考えるのですが、実は私には「苦手なお客様」がいないのです。
(真剣に接してないわけではありません笑)

これは11年間セラピストをしていて ずーーっと…
本当に「苦手なお客様」がいないのです。

だから「苦手なお客様にはどう対応していますか?」という質問には、経験からの実践的なアドバイスが出来ないのですが・・・

逆に、
「なぜ私には苦手なお客様がいないんだろう?」
「お客様に対して意識している事はなんだろう」
と1つ1つ思い返していると、ある答えが見つかりました。

今回は2回に分けて、その答えをお伝えしたいと思います^^💛

全てのお客様に「今日はここに来て良かった!」と穏やかな気持ちになっていただくために…❣️


●まずは「好き」「苦手」の理由を探す


「好きだな〜、このお客様」
「何となく苦手だな…このお客様」

お客様に対してそう思う事はありますよね。
セラピストも人間だもの。

ではそのキッカケは、何だったのでしょうか?

「好きだな」「苦手だな」と思う理由を探してみましょう。

なぜそのお客様を好きなのか、苦手なのか考えてみてね


もしかしたら『好きだな』と思う理由は、
「いつも優しい」「気が合う」「面白い」「キラキラしていて憧れる」
そんな理由があるかもしれませんね。

逆に『苦手だな』と思う理由は、
「不愛想」「横柄な態度が怖い」「偉そう」「イライラしている」「気が合わない」
等々の理由があるかもしれません。


「好き」「苦手」には理由がある


●この理由がどこから来るかと言うと・・・


「あの方はいつもキラキラしていて優しくて、お話を聞くのが楽しいな♪」

【優しい】【気を遣ってくださる】【自分と気が合う】
そんなお客様はこちらも心を許し、安心して施術ができますよね。

逆に

「あの方はいつもせっかちでイライラしていて、なんだか苦手だな…」

【せっかち】イライラ】【話しかけても答えてくれない】
そんなお客様はこちらも身構えてしまい、緊張しますね。


そう。

「好き」「苦手」の理由は、
セラピスト自身が心を許せるか、身構えて緊張するか。

全てはセラピスト自身の主観から判断している
事が多いのです。


確かに【偉そう】【無愛想】なお客様は一見怖く見えますが、その方の表面だけを見て判断するのはもったいないと思います😊

⚫︎表面だけを見て判断するべからず


リラクゼーションサロンにご来店されるお客様の中には
疲れていて余裕がなくて限界まで頑張って、やっとの思いで時間を作って来れた!という方も少なくありません。

いつも頑張りすぎるほど頑張っていて、
サロンでは魂が抜けたようになって不愛想に感じたり

いつも時間に追われる仕事をしていて、
セラピストの説明を聞くより まずは施術をしてくれー!!
とイライラする方もいらっしゃるかもしれません。


その人の裏側を知ると
「うわ~、いつもお疲れ様です😭✨
もう喋らないで良いので、ゆ~っくりしていってくださいね!!」
と心から思えることも、

【不愛想】【せっかち】等の表面だけしか見えないと
「なんだかいつもイライラしていて雰囲気が怖いな、話しかけずらい・・・」と思ってしまい、セラピスト自ら壁を作ってしまいがちです。

本来だったら、どのお客様に対しても同じように穏やかな気持ちで接したいし、お客様にも穏やかな気分になっていただきたいけれど、そうさせないお客様のオーラがあるのよね。。。ブルブル。。苦手。。。的な😂

⚫︎セラピストは魔法使いになってしまえ


セラピストがお客様に苦手意識を持ってしまうのは「『自分自身』を捨てられていないから」という原因があるのではないかなと考えます。

「私が」イライラされたくない
「私が」不愛想に無視されたくない
「私に」優しく接してほしい

全てのセラピストさんに明日から意識してもらいたい事は、

自分のサロンは非日常で特別な場所だという認識。

そしてセラピストは魔法使いであるという意識。


働いているセラピストにとっては毎日を過ごす日常的な場所だとしても、
お客様にとっては「ここに来れば疲れがとれるんだ!」と期待される非日常的な場所です。
仕事や家事等を頑張ったご褒美にやっと来れる、特別な場所です。

癒しの音楽、癒しの香り、癒しの接客・・・

リラクゼーションサロンは、パワーチャージできる特別な場所。

そして私たちセラピストは、空間と共に癒しを演出する魔法使いです。
(ビビディバビディブゥ的なあれ)

どんな人も魔法にかけちゃう☆

「ここに来てくれたからには、どんな人も癒しの魔法にかけちゃうわよ☆」
「今日はここに来られて良かったわね☆もう安心してお休みなさい☆」

という意識と姿勢でいると、
不思議と「日常の仕事でセラピストやってます」というスタンスではなくなるので、自分自身の好き嫌い(苦手)でお客様を判断する事が少なくなります。

(要は「使命感をもって働く」という事なのですが、自分が魔法使いになった気で働くって楽しいですよね♪ )

夢の国のセラピストである意識を持ち続けると、
イライラしているお客様も、せっかちなお客様も、ある意味そういうキャラクター設定に見えてきて怖くなくなります。

癒された後は魔法にかかったように目も心もスッキリされます。
そして、よく喋ってくれるようにもなります。


●お客様に魔法をかける為に具体的に行動する事


今回は「魔法使いになった意識をする」とお伝えしましたが、
意識をするだけではまだまだお客様に魔法はかかりません。

具体的にどんな行為をすれば良いのかと申し上げますと、

①焦らない!
②興味を示す!
③とにかく「GIVE」精神!

です。

次回は、この具体的3項目をお伝えしていきます。

まずは明日から「魔法使いのセラピスト」が世に増える事を楽しみにしています^^


神様のようなアナタ…🥺ありがとうございます! これからも楽しい記事を発信できるように有意義に使わせていただきます❤︎