「わたしはこんなもの」なんてうそだった。
こんにちは、フリーランスコーチのゆみです。
わたしは、昔「わたしなんてこんなもん、それでいいねん」みたいなことを考えていたんですけど、実は違ったという話をしたいなと思っております。
会社員の時、お給料をもらっているし、ある程度仕事は出来ているし、現状に不満なんてない。
「そこそこでいい」「とびぬける必要なんてない」ってずっとそう思っていました。
当時は、そこに嘘はないと思っていました。
多分嘘はなかったのかもしれません、。
でも、どこかで「わたしはこんなもんだ」という思いがある一方で、「本当はもっとできるはずなのに」みたいな思いがあることに、独立してから、気が付くようになりました。
それを自覚したのは、発信を始めたとき。
中々成果が出なくて、目が出なかったときです。
わたしは自分のことを「どうせ自分なんかこんなもん」ってどこか思って「やっぱり自分なんかにはできないんだ」「成果は出せないんだ」って一瞬諦めそうになっていた時がありました。
諦めそうになったとき、求人を見る時間が増えたり、転職サイトをのぞいたり、フリーランスでご飯を食べていくための行動とは真逆のことをし始めようとしていました。
こんなにやっているのに結果が出ない、苦しい、辛い、投げ出してしまいたい。そんな思いが止まらなくて苦しい。
恥ずかしいことに、どこかで、自分で自分を諦めるようなそんな感情が自分の中に漂っているのを感じながらぼんやりと求人サイトを眺めていた時期があったんです。
「やっぱり自分には無理やったんかな」
「才能がなかったんやな」
みたいなことをずっと頭の中で考えては消え、考えては消え。
それでもなんとか泣きながらも発信をやめずに続けていたそんな時。
SNSの中にあふれる「売り上げ○○万達成しました!」「わたしでもできた!」というたくさんの文字、めっちゃ悔しい感情が私の中に急にふつふつと湧いてくるのを感じました。
「なんやこれ、めっちゃ悔しい」
対人支援の仕事でごはんが食べられるようになりたい、そんなことを思って10年。その夢は半分くらい、会社員の内の仕事の一つとして叶えることができました。
でも、半分はかなっていなかったんです。
それは自分自身の力でお客さんを獲得していなかったこと、あくまでもわたしは会社という船に乗せてもらって、自分の実力だけでお客さんを獲得していなかった。
これって対人支援のお仕事をしている方には伝わるかもしれないのですが、やっぱり微妙と言いますか、どこかで自分でクライアントを獲得する力を持たないと、会社がなくなってしまうとか、会社で働けなくなってしまったときにすべてを失ってしまうということでもあったんですよね。
だからこそ、自分の力で稼ぐ力をどうしても身につけたかったんです。
会社がいないとやっていけない自分から抜け出したかった。
大学生のころからその仕事をして生きていきたいと思って10年諦めては、もう一回挑戦して、諦めては挑戦してのくりかえしをしてきました。
何度もあきらめきれずに、何とか戻ってきてやっと会社という場所を頼って、仕事として成り立たせる子ができるようになってきた。
でも、自分でいざクライアントを自分で獲得しようとするのがこんなに大変で苦しいものだと思わなかった。
やっぱり、会社を頼らないと私には無理なんだな。
それはなんとなく私にとっては絶望感があって、悔しい感覚がありました。
わたしはこの今の状況をどこかで、「自分にはふさわしいものだ」とどこかで自分を納得させようとして、また諦めようとしている自分がいることに気が付いたとき、めっちゃくっちゃ苛立ちを覚えました。
「私の10年ってこんなものでいいのか?」
「負けたくない」
「悔しい」
ああ、そうか。
わたし悔しいと思っているんだ。
悔しい。悔しい悔しい悔しい!!
気づいたら、涙が出て悔しいって思いをコーチにLINEでぶつけていました。
諦めてたまるか。
絶対に。
「わたしはこんなもんじゃない」
「もう、わたしは自分を諦めることに飽きた」
「やっぱり自分にはできなかった」
で終わりたくない!!!
「私にだってできる!!」って叫びたい!!
この後あまりに悔しくて、めちゃくちゃ発信が止まらなくなって無事にクライアントさんからお問い合わせいただき、実際に受けて頂くクライアントさんも徐々に増えてきました。
よっぽど悔しかったんだろうね、、、、
何が言いたいかってわたしの中で、「悔しさ」の感情を持つことってすごく大切なんだって思ったんですよね。
正直、「こんなものなんだ」って諦めていたときは、悔しいも何も考えなかったしその状況を当たり前に受け取ってしまいそうになってしまっていたんです。
「わたしがこんなもの」と自分で自分にそう思っていることを当たり前に受け取っているし、結果として周りにもそう思われる。
そんな状況を「悔しい」とも何とも思っていなかったのは、今になってみると、めっちゃ不思議なんです。
今になって考えると「悔しい」って感情を見ないようにしていたのかもしれないなって思うんですよね。
「悔しい」ことを見てしまえば、動かざるをえないし、自分がまけていること認めてしまうから。
でも、今は「悔しい」を思い出せてよかった。
「わたしはこんなもんじゃない」と思い出せてよかったなと思うんです。
年末に新卒の時の銀行員の先輩に会いました。一人は、もう支店長になっていたし、もう一人は主任で役職になっていました。
それでも、最近独立してフリーランスになったことを伝えたときに、二人から言ってもらえたのは、
「おまえすごいな」
「生きてるって感じするな」
っていう言葉でした。
心から言ってくれているのが伝わって、くすぐったくって嬉しい。
もちろんまだまだ駆け出しで、まだ見えないこともある。
それでも、一個「こんなもん」って思っていたところは抜けたことを自分だけじゃなくて他者に認めてもらえたことが凄くうれしかった。
今このnoteを見ている人にも伝えたい。
あなたの人生は、「こんなもん」ですか。
ほんとうですか?
「これでいいか」ってどこかで諦めていませんか。
しっかりと今の自分にあるものを目を向けられて充実していると心から感じ取れている人は全然大丈夫だと思うんです。そのままでいてください。
でももしそうではなくて、どこかで諦めているようなそんな思いがあるなら。
心の奥底にある本当の願いに耳を傾けてほしいんです。
本当は報われたいと思っていませんか。
本当はいい加減自分の子と信じてやりたいって思っていませんか。
いい加減、自分ってすげぇなっていってあげたくないですか。
よくやっているなっていってあげたくないですか。
いい加減自分を自分で落とすのやめたくないですか。
もし、少しでもその声が聞こえるなら、少しでもその声にこたえる行動を起こしてみてください。
「こんなもんじゃない」と思って行動すれば、「こんなもんじゃない」現実がしっかり叶います。
「こんなもんでいい」って思えば、その通りの現実がきます。
あなたの本当の声はどっちですか。
自分の心の声に従いましょう。
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