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やりたいことがない自分を責めてしまうのはなぜだろう

こんにちは、ゆみです。

フリーランスコーチをしています。

扱うセッションのジャンルは結構様々で、キャリア(転職・独立)、人間関係、組織の育成、たくさんの人に日々出会い、お悩みを聞いています。

最近は、キャリアのお悩みをうかがうことが増えてきました。

よく頂く悩みがと「すきなことやれ」「目標を持て」と言われると困ってしまうということを伺います。

好きなことなんてないし、趣味もない、自分には何もない。

とはいえ、「やりたいこと」を仕事にできていない自分はだめなのか?このままでいいんだっけ、どうしたらいいのかわからないというお話を伺います。

わたし自身この話は、「めっちゃわかるな」というか、今も案外このことはすごく共感できるのです。

この考えって多分いろんな人に該当するのかもしれないなとは思っていて、

「人にやってほしいと言われること」「相手の期待にそってやる」ことで生きてきた人にこの傾向が強いと思って、少なくない考えだと思っています。

「この道は間違えていない」「確実だ」と周りからお墨付きを貰えたり、道を引いてもらうことで、「安心して」進むことができるようなそんな感覚。

今日のnoteは、「やりたいことがない」自分に対して、なんとなくモヤモヤを感じている人に向けて、

✓やりたいことが見つからなくなってしまう原因
✓やりたいことがみつからないことは何故苦しいのか
✓抜け出し方

こちらについて書いていきます!

「好きなことをしろ」が苦手だった

わたしは、昔から「あなた好きなことをしなさい」と親から言われることが苦手でした。
そして、自分で決断しないといけないことも結局は、親に自分の道が間違っていないかを確認したがる子供だったと思います。

「不自由をさせてはいけない」「苦労をさせたくない」という思いがあったからこそ、「好きなことしな」って言ってくれるんだけど、「好きなことしな」ってその言葉が逆に不安になるというか、大切にしてくれているからこそ出してくれていたのは今になっては思えます。

ただ当時は、

「好きなことをやって生きるとは?」
「好きなことをして生きられないわたしはだめなのか?」

と変なプレッシャーを感じていました。

愛されるためにはキラキラしなくてはいけない

すこし、話はずれるかもしれないけれど、私の家では親戚同士が子供の優秀さを競う風習的なものがありました。

お正月に一年の成果を、親が子供たちの状況を報告し合う的な。

親戚の子たち同士を争うじゃないけれど、成績が良かったら母親は誇らしげに親戚に自慢をしてくれて、私はそれが嬉しかった。

男尊女卑な家庭環境ということもあり、基本的に注目を集めるのは兄だし、成績が良いときに母親が私を見てくれる。

「好きなことしていいよ」とは言われていたけれど、どこかで母親の期待する周りに自慢できるようないい娘でいたかったのかもしれません。

私の中で「好きなこと」で生きられているというのは、親にとって自慢できるような「キラキラした人生を歩める自分」になるということでした。

お母さんに愛される娘でいたかったのだと思います。

お母さんに愛される自分になることが、徐々に「自分のやりたいこと」に据え変えてきたんじゃないのかと最近気が付いてきました。

恐ろしいですけど、自分のやりたいことは無意識に親の願いをかなえることになってしまっていますよね。怖い!!

さらにその考えを助長したのは中学校時代に合ったいじめでした。

わたしは、中学時代に男子たちにいじめられた経験があります。

当時は結局直接やり返したので(!?)長くいじめは続きませんでしたが、唯一彼らに勝てると思ったのが「勉強」でした。

いじめられた相手を見返したいという思いもあって、めちゃくちゃ優秀になってキラキラ生きて見返してやろうそんな考えがさらに染みつきました。

まさに、周りの目ばかりを気にして目標を決めているという感じです。

めちゃくちゃ突っ込みどころ多い!!って今なら思うんですけどね。

常に自分の選択に対して親の反応を常に伺っていた。

そして、周りに負けない優秀な自分になることを目標に生きていた。

しかし

だがしかしですよ!!大誤算があります!

社会人!!!

社会人になってくると、家族の目も徐々になくなってきますし、昔いじめたやつの存在なんて消えたに近いものになってきます。

そして、特に社会に出るとびっくりするくらい自分より優秀な人なんてずっと生まれ続けるし、自分で考えないといけない機会なんて、学生時代の比にならないほど増えてきます。

人の顔色ばっかりみてきたわたしは、「この人にとってのいい人ってどんなひとだ?」って思いながら自分を作り上げ続けるし、ありたい自分像も相手に合わせて作り続けちゃっていました。

もうキャパオーバーですよ。

わたしは、このキャパオーバーのおかげで徐々に正気になり始めました( ;∀;)

「あれ、私このまま周りと競争し続けて生きたいんだっけ?」
「結局私は誰のために生きているのだ」
「キラキラってなんだ?」

あ、あれ?

わたしこのままでいいんだっけ?

ある種、周りの期待の中で生きるというのは道筋があって安心感があったものです。それが正しいと思って生きていましたから。

でも、違和感にひとたび気づいてしまえば、今の自分のままでいると、適合できない自分に気づき始めてしまった感じです。

周りを気にせずに「好きなように生きなさい」と言われると、放り出されたような気持ちになってしまう。

でも、一方で

「期待にこたえ続けることが本当にしたいことなんだっけ?」
「キラキラ生きることが本当にしたいことなんだっけ?」
「誰かに怨みを持ち続けて、それを晴らしていくことがしたいことなんだっけ?」

この違和感がもう止まらなくなってしまっているのです。

結局は、周りから求められている自分を軸に生きるから段々限界が蚊来るのも事実ですし、むしろ周りからの期待感がないと動けない人になってしまうことも少なくありません。

周りが認めてくれないと動けない、周りが自分を求めてくれないと動けない。

相手の期待がないと動けなくなってしまって、自分の好きなことをしろといわれても何をしていいかわからない。

でも、どこかで「本当はこうしたいかもしれない」という言葉にならない思いがうずいてきている。

大人になって成長した自分が、どこかで「もう誰かの期待に応える道は限界が来ている」と言っているからこそ、葛藤が生まれているのかもしれません。

要するに、「好きなことで生きなさい」と言われることの苦痛は、他者の期待にこたえ続けることで長く生き続けてきた結果、本当の自分の好きなことを探すのが苦手だし一人で探すことができない。

でも、その一方で、もう「他人の期待にこたえ続けること」に限界も感じているという葛藤の中で生きているからこそ起きることなのかもしれないと思っています。

「期待に応え続けることへの執着」と「もう人の期待に応えて生きることに限界を感じている苦しみ」の誕生です。

あわわわわわわ。

何があれば抜けられるのか?

この状況抜けたいと思っている人が多いのだろうなと思っています。実際にキャリア相談いただくことが多いのもこの辺りのお悩みを抱えている人が多いです。

そもそも、違和感をキャッチアップして誰かに相談できるようになっている状態になっている時点で、かなり自分を生きる方向性への変化を感じている人なんだろうなと感じています。

個人的には自分を軸に考えたときに好きだなと思うことを何でもいいから探していく、もしくはできると思うことを何でもいいから積み重ねること、それがなぜなのかを考え、振り返り続けることなんじゃないかなと思っています。

ハードルを高く設定しちゃう人多いと思うのですが、仕事になるレベルにしなくちゃとか考えるのも大事ですけど、自分を取り戻すのは、仕事にするレベル感で考えるといきなりやろうとするので、些細なことでいいのでまずは経験しに行くのがいいかなと思っています。

わたし自身コーチングという対人支援の仕事をメインに据えるようになって、「やっと自分の人生を歩んでいるな」という実感を持ち始めたのですが、最初のきっかけなんて本当に些細なもので、友達から「人の相談に乗るのは得意やん」と自分が認識していなかった自分の得意を教えてもらったことがきっかけでした。

その一言で、「そうだ、そういえば私は人の相談に乗るの嫌いじゃないし、好きだな。どこかで諦める気持ちがあったけど、仕事にしたい」と思って思いっきり、周りに何と言われようとこちらの業界に舵を切ること決めてこの世界に入りました。

気づけば5年ほどこの仕事して、そして今では、独立してこの仕事をしています。

もちろん馬力があって向き合う覚悟があるなら、一気にやるのもいいですが少しずつ進めていきたい人は、日常の些細な好きなことを重ねていくことだってできます。

例えばずっと行ってみたかったお花の教室に行くとか、ジムに行くとか、旅行に行ってみるとか、何でもいいけれど、自分のためにできることを増やしていく。

そこに「誰か」の意思を介入させないことが大切です。

わたし自身、断捨離からこのステップを始めたことがあります。

部屋にあるもののほとんどが「誰か」に「どうみられるか」を基準にほとんど選んだものであることに気づいてしまって、自分の好きなもので部屋を固めることから、まずは始めました。

大切なのは、「自分で選ぶ」という感覚に慣れていくこと。

人の目を気にして選んでくることに慣れている人は「自分で選ぶ」感覚すらない人が多いのです。
まずはこの些細そうではあるけれど、大きなステップとなることから始めてみましょう。

いや、もっと大きく人生変えていきたいんですよ!みたいな思いがある方はぜひ、いつでもご相談ください。

約200名以上のリーダーの育成のお悩みやキャリア支援に伴走し、私も私個人として独立し、成果を出せるようになってきたからこそお伝えでできることがあると思います
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コーチングを学んで5年、組織のリーダーやマネージャーの方のお悩みに伴走して3年ほどになります。

200名以上のリーダーに伴走してきました。

今年、独立をしまして、人間関係にお悩みの相談、対人支援をしている人へのキャリア支援をメインに活動をしています。





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